2020年10月15日木曜日

光1ギガ回線を契約しているのに回線速度が遅い原因

 光の1ギガの回線を契約しているのに回線速度が遅いことに最近気づく。なぜ最近気づいたのかといえばTwitchの配信をみるようになったから。Twitchの配信は1080p60とかいう高画質配信をしている人が多い。しかしこの画質で配信を見ると速度が遅くて映像がとまることがよくあったのだ。そこまで高画質の配信をみていなくてもTwichの配信は映像がとぎれることが多かった。

 今まではストリーミングサイトではTwitchの配信ではなく ニコニコ生放送をみているくらいだった。ニコニコ生放送は別に高画質ではないので問題は起きなかった。あとはAmazonプライムでFHDビデオをみるくらいだが、視聴をしていても問題が起きなかった。なのでTwitchをみなければ特に不自由は感じなかったのだ。

それとSteamでゲームをダウンロードするときにはしっかり速度がでていた。100GB近くあるゲームをダウンロードしたときもそこまで時間がかからなかった。しかしTwichの配信を見る場合には不具合がでる。なぜSteamのゲームをダウンロードするときには不具合はないのTwichの配信をみるのに不具合がでるのかがわからなかった。わからなかったのだが、そのまま放置していた。

そして暇ができたので一度回線の設定をみなおしてみた。 まずこのBNRスピードテストというサイトで速度を測ってみた。 https://www.musen-lan.com/speed/

計測結果だが下りは10MB/sec 上りもほぼ同じような数字がでていた。明らかに遅い。1ギガには到底及ばない。流石にこれはおかしいと回線会社、使っているルーターのメーカーに問い合わせてみたが、ルーターが壊れているんだろうという回答しか得られなかった。ルーターなどの設定を初期化してみたが特に変化がなかった。LANケーブルはすべて5eなのでケーブルの性能には問題ないのだが、使っているケーブルがおかしいのか色々接続方法を変更してみたが、時々回線速度が50MB/sec以上でてくる。1ギガ回線でフルスペックの速度なら100MB/secはでるだろうが、それでもベストエフォート的な数字がしっかりでてくる。LANケーブルを交換したり、LANケーブルを接続するルーターのポートを替えてみたりするとたまにこの速度がでてくるのだ。こうなるとルーターやLANケーブルの問題ではなくPCの問題じゃないかとここで考え出す。

 ほとんど使っていないサブPCが一台あるのでこれで回線速度を測ってみた。古いPCだがギガビット対応の PCなので1ギガ回線はフルスペックで使える。やはりというかこのPCでは速度が50MB/sec以上でていた。となると今使っているメインPCの設定がおかしいとなる。

 メインPCで回線速度を計測するとほぼ毎回10MB/sec以下の速度しかでないがごくたまに50MB/sec前後の速度がでてくる。この挙動はPC側が速度に制限をかけているような感じだった。回線には10Base 1000Base 10000Baseのような規格があるが、どうにも100Baseあたりの速度しかでないようなリミットがかっているような感じがしたのだ。いくら速度計測をしても綺麗に10MB/secあたりに回線速度が収まってしまう。

使っているPCはギガバイトのAMD、X370対応のものだが、このマザーのLANはIntel(R) I211 Gigabit Network Connectionというもの。当然ギガビット対応なのだが、これがおかしいのだろうと設定をみてみた。 このLANの「速度とデュプレックス」という設定が調べてみると速度を調整する機能らしく設定されていたものが「オートネゴシエーション」となっている。ああこれが速度を勝手に遅くしたり早くしたりしていたんだとわかった。ここの設定を1ギガ対応していると思われる「1.0 Gbps 全二重通信」に切り替えてみたところ、速度は常に50MB:/secあたりの速度を出すようになったのだった。

とまあマザーボードのLANチップが勝手に速度を遅くしていたとわかったのだがこれに気づくまで3年位かかったことになる。まあひどい話だ。1ギガの光回線をフルスペックで使っていたときなんてほとんどなかったんじゃないだろうか。LANのオートネゴシエーション機能が、Steamでゲームをダウンロードするときはリミット解除して、Twitchの配信をみるときはリミットをかけていたんだろう。そのせいで速度がでたりでなかったりしたんだろう。なぜLANが速度制御して回線速度を遅くしてくれたのかはわからないのだが、PCの設定を細かくいじらない自分のような人間は回線が遅くなっていることに気づかずにPCを使い続けてしまうかもしれない。自分のような人間は世の中にたくさんいるんじゃないだろうか。恐ろしい話だ。

しかし回線業者やルーターのメーカーはこのあたりの設定に言及してほしかった。まあ大抵のサポートは当てにならないものだし仕方ないが。

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追記

しばらく使っていると同様の症状が起きた。10MB/sec前後に速度が制限される。今度はLANの設定変更では治らなかったがルーターとかネット接続系のハードウェアの電源をすべて入れ直したら治った。ハードウェアが勝手に制限をかけてくるのだろうか。

 

2020年10月1日木曜日

Blenderでマルチモニター環境下でスタートアップ(startup)保存するとおかしなモニター位置でBlenderが立ち上がるのを回避する方法

 マルチディスプレイ環境でBlenderを立ち上げスタートアップ設定を保存するとスタートアップを保存していたときにBlenderが表示されていたモニター以外でBlenderが立ち上がることがある。これが鬱陶しい。自分は4枚のモニターを使っているが、右下のモニターがプライマリモニターになっていて、ここでスタートアップを保存しているのだが、何故か右上のモニターでBlenderが立ち上がってしまう。

自分のモニターはこういう位置でおいてある。

モニター4 モニター3

モニター2 モニター1

 Windowsだとモニター座標はプライマリモニターの左上がX 0 Y 0になっているがこれが原因だと思う。おそらくBlenderのウィンドウの座標取得範囲がかなり大きめに設定されているんだろう。たとえば右下のウィンドウで全画面表示してスタートアップ保存しても間違いなく右上のモニターからBlenderが立ち上がる。

ためしにBlenderのウィンドウサイズを大きく表示して、右下モニター領域よりも右下へはみ出すように配置してからスタートアップ保存をしてみたが、こうすると右下のウィンドウからBlenderが立ち上がるようになった。この状態でBlenderはBlenderのウィンドウが右下のプライマリウィンドウにあると判定しているようだ。スタートアップ保存をしたのにBlenderが立ち上がるモニター位置がおかしい場合は、モニターからかなりはみ出した位置にBlenderのウィンドウを移動させてスタートアップを保存するといいかもしれない。 

 

 画像で説明する。

 自分の環境 モニターが四枚ある。

Blenderを立ちあげる。黄色部分がBlenderのウィンドウだとする。

Blenderのウィンドウサイズを大きくする

Blendernoウィンドウを右下のモニターの右下へはみ出すように配置してスタートアップ保存。

これでBlenderは右下のモニターから立ち上がるようになる。Blenderのウィンドウは大きめにしておくと、立ち上がるBlenderのウィンドウサイズがモニターぴったりにおさまるようになる。