何年ぶりかであるお気に入りのラーメン屋にラーメンを食べに行った。
以前は愛想笑い一つ浮かべられない無愛想な店員や、日本語がしゃべれない中国人店員ばかりだったのに、新しく入った店員、やけに愛想が良い。店の内装が小奇麗になってるし、油汚れのこびりついたラミネート加工されたメニューは以前より綺麗になってる。でも人が前に比べて少ないし、全ての商品の金額があがってるし、無料だった替え玉も百円になってる。追加で頼めるトッピングの100円チャーシューもなくなったし、無料だった高菜のトッピングも新しく増えた800円の高菜ラーメンのせいでなくなった。一番安かった醤油ラーメンは550円から600円になってる。これはマズイと思って店から出ようとしたがさすがに失礼だろうと醤油ラーメンと同じ金額の塩ラーメンを頼んだ。
食べてみてガッカリだ。味が変わっている。例えるならそこいらのレジャースポットや観光地にあるようなラーメン屋のラーメンの味。なんでも女性客向けに味付けを変更したとか。女性客向けと言えば聞こえはいいが悪く言えばどこでも食べられる退屈な味付け。以前は料理を作る人間によって味にバラつきがあったり、普通の店に比べたら味付けが濃かった。自分はこの店のそういういい加減さが好きだった。
ここはメニューの値段の安さから店内には、替え玉や複数メニューを注文するような家族連れや男性の社会人や学生ばかりだった。酒を飲みながら油だらけのメニューをめくり、つまみにチャーシューを頼んだり、タバコをスパスパ吸いながら週刊紙片手に食事をするような男性客ばかりだったのだ。なのにどうして女性客向けに営業方針を切り替えたのかさっぱりわからない。店がある場所はカップルや女性客が訪れるようなレジャースポットでははない。ただのベッドタウンだ。仕事に疲れた男達が集まる憩いの場所が様変わりしてしまった。
店員に聞くと小声で教えてくれた。以前に比べて客は減ったと。当然だと思った。常連をばっさり切り捨ててまでして営業方針を変える意味がどこにあるのだろうか、と思った。またひとつお気に入りのラーメン屋が無くなってしまった。
2010年12月27日月曜日
2010年12月19日日曜日
David Sylvian - The Boy With The Gunの和訳
He knows well his wicked ways
A course of bitterness
A grudge held from his childhood days
As if life had loved him less
彼は自分の悪行を十分に理解していた
苦しみに満ちた行い
子供の頃から抱いてきた恨み
まるで彼はこの世に愛されていないかのようだった
Reading down his list of names
He ticks them one by one
He points the barrel at the sky
Firing shots off at the sun
名前の書かれたリストを読みながら
彼はその名前一つ一つにチェックを入れていく
彼は銃身を空に向け
太陽に向けて弾を打ち込んだ
"I am the law and I am the King
I am the wisdom, listen to me sing"
「俺が法律だ。俺が王だ。俺が叡智だ。俺の歌を聞け。」
He carves out the victim's names
In the wooden butt of the gun
He leans well back agains the tree
He knows his Kingdom's come
彼は犠牲者の名前を銃の木製の端部に刻み付ける
彼はその木にどっしりともたれかかり
自分の王国が誕生するのだと悟った
He'll breath a sigh self satisfied
The work is in good hands
He shoots the coins into the air
And follows where the money lands
彼は満足しながら息をつくだろう
事は順調に運んでいる
彼はコインを空に放り投げ
落ちた場所に足をすすめる
He pauses at the city's edge
Of hellfire and of stone
He summons up the devil there
To give him courage of his own
彼は街の外れで立ち止まっている
※神の怒り、地獄の業火の中
彼は悪魔を呼び出した
自分を奮い立たせるために
He'll free the sinners of deceit
They'll hear his name and run
His justice is his own reward
Measured out beneath the sun
彼は罪人たちを欺瞞から解放する
彼らは彼の名前を聞くなり逃げ出すだろう
彼は自らの正義を欲している
太陽のもとで選別された正義を
And my name's on the gun
Work is just begun
The boy with the gun
そして私の名前もその銃に刻まれている
計画は始まったばかりだ
少年と銃
※神の怒りを表す聖書からの引用
http://en.wikipedia.org/wiki/Fire_and_brimstone
2010年12月9日木曜日
Dukes of StratosphearのVanishing Girlを和訳
XTCの変名バンド。The Dukes of StratosphearのVanishing Girlを和訳。
歌詞の彼女は酒のことかな。
この曲はChildren of Nuggetsで初めて聞いた覚えが。
XTC自体あまり好きではないのでこのバンドにまで手が回らなかった。
いい曲。
Someone's knocking in the distance
But I'm deaf and blind
誰かが遠くでノックしてる。
でも僕は耳が聴こえないし目が見えない
She's not expected home this evening
So I leave the world behind
For the Vanishing Girl
The Vanishing Girl
Yes she'd give you a twirl
But she vanishes from my world
彼女は今晩帰らない
だから僕は消え入る少女のために世界を投げ出すんだ
消え入る少女のために
そう 彼女を見たらひっくり返るぜ
でも彼女は僕の世界から消えていく
So burn my letters and you'd better leave
Just one pint a day
だから僕の手紙を焼いてくれ
そして一日に丁度1パイントは残しておけ
The whole street's talking about my
White shirts looking so grey
People gossip on the doorstep
Think they know the score
街中が僕の白いシャツがとても灰色に見えると噂してる
玄関口でみんなうわさ話をしている
真実を知っていると思っているんだ
She's giving him the runaround
The man from number four
Has a Vanishing Girl
A Vanishing Girl
Yes she'd give you a twirl
But she vanishes from my world
彼女は僕に会うための彼向けの口実を用意する
四号室のその彼は消え入る少女と一緒だ
消え入る少女と
彼女を見たらひっくり返るぞ
でも彼女は僕の世界から消えていく
Yes the paint is peeling and my
Garden is overgrown
I got no enthusiasm
To even answer the phone
ペンキは剥がれて 僕の庭は草木が伸びきっている
僕はその電話に答える気力すら無い
When she's here
It makes up for the time
She's not and it's all forgotten
But when she goes
I'm putting on the pose
For the Vanishing Girl
彼女がここにいるとき
彼女がいなかった時間を取り戻せるし
すべてを忘れることができる
でも彼女が行ってしまうとなれば
その消え入る少女のために僕は動けなくなるんだ
歌詞の彼女は酒のことかな。
この曲はChildren of Nuggetsで初めて聞いた覚えが。
XTC自体あまり好きではないのでこのバンドにまで手が回らなかった。
いい曲。
Someone's knocking in the distance
But I'm deaf and blind
誰かが遠くでノックしてる。
でも僕は耳が聴こえないし目が見えない
She's not expected home this evening
So I leave the world behind
For the Vanishing Girl
The Vanishing Girl
Yes she'd give you a twirl
But she vanishes from my world
彼女は今晩帰らない
だから僕は消え入る少女のために世界を投げ出すんだ
消え入る少女のために
そう 彼女を見たらひっくり返るぜ
でも彼女は僕の世界から消えていく
So burn my letters and you'd better leave
Just one pint a day
だから僕の手紙を焼いてくれ
そして一日に丁度1パイントは残しておけ
The whole street's talking about my
White shirts looking so grey
People gossip on the doorstep
Think they know the score
街中が僕の白いシャツがとても灰色に見えると噂してる
玄関口でみんなうわさ話をしている
真実を知っていると思っているんだ
She's giving him the runaround
The man from number four
Has a Vanishing Girl
A Vanishing Girl
Yes she'd give you a twirl
But she vanishes from my world
彼女は僕に会うための彼向けの口実を用意する
四号室のその彼は消え入る少女と一緒だ
消え入る少女と
彼女を見たらひっくり返るぞ
でも彼女は僕の世界から消えていく
Yes the paint is peeling and my
Garden is overgrown
I got no enthusiasm
To even answer the phone
ペンキは剥がれて 僕の庭は草木が伸びきっている
僕はその電話に答える気力すら無い
When she's here
It makes up for the time
She's not and it's all forgotten
But when she goes
I'm putting on the pose
For the Vanishing Girl
彼女がここにいるとき
彼女がいなかった時間を取り戻せるし
すべてを忘れることができる
でも彼女が行ってしまうとなれば
その消え入る少女のために僕は動けなくなるんだ
2010年12月7日火曜日
Chameleons - The Fan And The Bellowsの訳
The ChameleonsのThe Fan And The Bellowsという曲を和訳。
ジョンピールが紹介してた曲だった記憶が。シンプルだけど凄くいい曲。
アーティストのことはよく知らない。80年代のバンドらしい。
音はたしかにニューウェーブ連中、たとえばKilling JokeやCureなんかに近い気がする。日本じゃマイナーだと思う。少なくとも自分が読んできた日本で発行されている80'sガイドブックには紹介されていなかった。
A Beecher's Brook is love
A hurdle at which greater men have fallen
She manipulates
Steals my mind and hides it in her garden
※ビーチャーズブロックは愛
偉大なる人々がつまずいてきたハードルだ
彼女は僕の心を操る
僕の心を盗んで彼女の園に隠してしまう
But now
Only love can bring me down
Somehow
Somehow love must bring me down
I've become the fan and the bellows
でも今は
愛だけが僕を落ち込ませる
どういうわけか
どういうわけか愛が僕を落ち込ませるに違いない
僕はうちわとふいごになってしまった
Cupid masturbates
Absent of all thought and of all reason
Shoots me in the back
I think perhaps it must be shooting season
キューピッドがマスターベーションをしている
何も考えてないし、理性もない
背中から僕を撃ちぬいてくれ
思うにおそらく狩猟のシーズンに違いないよ
Not me...
僕じゃない
※ Beecher's Brook
イギリスのグランドナショナルという競馬場で行われる障害競走の最難関の障害。
ビーチャーという名騎手が躓いた障害物として彼の名前をとって名付けられた。
障害につまずき川に突っ伏して泥水を飲んでしまったビーチャーはウィスキーのお陰でその水の汚さに気付かなかったと語ったらしい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Becher's_Brook
ジョンピールが紹介してた曲だった記憶が。シンプルだけど凄くいい曲。
アーティストのことはよく知らない。80年代のバンドらしい。
音はたしかにニューウェーブ連中、たとえばKilling JokeやCureなんかに近い気がする。日本じゃマイナーだと思う。少なくとも自分が読んできた日本で発行されている80'sガイドブックには紹介されていなかった。
A Beecher's Brook is love
A hurdle at which greater men have fallen
She manipulates
Steals my mind and hides it in her garden
※ビーチャーズブロックは愛
偉大なる人々がつまずいてきたハードルだ
彼女は僕の心を操る
僕の心を盗んで彼女の園に隠してしまう
But now
Only love can bring me down
Somehow
Somehow love must bring me down
I've become the fan and the bellows
でも今は
愛だけが僕を落ち込ませる
どういうわけか
どういうわけか愛が僕を落ち込ませるに違いない
僕はうちわとふいごになってしまった
Cupid masturbates
Absent of all thought and of all reason
Shoots me in the back
I think perhaps it must be shooting season
キューピッドがマスターベーションをしている
何も考えてないし、理性もない
背中から僕を撃ちぬいてくれ
思うにおそらく狩猟のシーズンに違いないよ
Not me...
僕じゃない
※ Beecher's Brook
イギリスのグランドナショナルという競馬場で行われる障害競走の最難関の障害。
ビーチャーという名騎手が躓いた障害物として彼の名前をとって名付けられた。
障害につまずき川に突っ伏して泥水を飲んでしまったビーチャーはウィスキーのお陰でその水の汚さに気付かなかったと語ったらしい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Becher's_Brook
2010年12月3日金曜日
Effigies - Below the drop の訳
シカゴパンクバンド、Effigies。
アルビニ周辺を漁っていたら見つけたバンド。
彼らのBelow the dropという曲が凄い好きでブログのタイトルにしてる。
詩の内容は反キリストだ。シカゴパンクの連中はハードコアにカテゴライズされてるようだけど、所謂ハードコアから少しズレてる。同じシカゴのNaked Raygunとかもそうだ。ズレてるからこそアルビニが好きだった連中なんだろう。自分もフツーのハードコアはあまり好きじゃなかったりする。だから余計に発見するまで時間がかかった気がする。自分は所謂ハードコアを紹介するガイドブックを読んだりしないから。
Picked a spot below the drop
Knew something was about to fall
I've been waiting around for long enough
Now I hear my non-call
堕ちていきながら居場所を見つけた
何かが崩れていくのが分かった
俺は十分待ってわかったんだ
俺には神の声なんて聞こえないんだと
We're not subjects of your stupid precepts
We're built on grains of truth
It's a no-class, sight-unseen report
Not swayed by your abuse
俺らはお前のくだらない戒めなんてどうでもいい
俺らは一欠片の真実の上に生きているんだ
現実を見ずに下劣な語りをしているだけじゃないか
お前の暴虐に揺り動かされることはない
I'm not boxed in
俺にはまだ選択肢がある
Religious convention is your own invention
Called the lightning-fast fist of Man
But religious slates don't dictate our fate
I don't walk around in a trance
宗教的な慣習なんてお前のでっちあげだ
神の手で作られたわけじゃない 電光石火の人間の拳で作り出されたんだ
でも宗教的な文句が書かれた石板なんかに俺らの運命は左右されない
俺はラリって歩きまわったりなんかしない
Disbelief is what we preach
To the troubles that make up our mind
When things fall short of expectations
It's time to redefine
困難に会ったら信仰を捨てろ
期待に添えないのなら再定義するときだろう
※ call は神のお告げ的な意味
※ hand of god ⇔ fist of man の対比?
アルビニ周辺を漁っていたら見つけたバンド。
彼らのBelow the dropという曲が凄い好きでブログのタイトルにしてる。
詩の内容は反キリストだ。シカゴパンクの連中はハードコアにカテゴライズされてるようだけど、所謂ハードコアから少しズレてる。同じシカゴのNaked Raygunとかもそうだ。ズレてるからこそアルビニが好きだった連中なんだろう。自分もフツーのハードコアはあまり好きじゃなかったりする。だから余計に発見するまで時間がかかった気がする。自分は所謂ハードコアを紹介するガイドブックを読んだりしないから。
Picked a spot below the drop
Knew something was about to fall
I've been waiting around for long enough
Now I hear my non-call
堕ちていきながら居場所を見つけた
何かが崩れていくのが分かった
俺は十分待ってわかったんだ
俺には神の声なんて聞こえないんだと
We're not subjects of your stupid precepts
We're built on grains of truth
It's a no-class, sight-unseen report
Not swayed by your abuse
俺らはお前のくだらない戒めなんてどうでもいい
俺らは一欠片の真実の上に生きているんだ
現実を見ずに下劣な語りをしているだけじゃないか
お前の暴虐に揺り動かされることはない
I'm not boxed in
俺にはまだ選択肢がある
Religious convention is your own invention
Called the lightning-fast fist of Man
But religious slates don't dictate our fate
I don't walk around in a trance
宗教的な慣習なんてお前のでっちあげだ
神の手で作られたわけじゃない 電光石火の人間の拳で作り出されたんだ
でも宗教的な文句が書かれた石板なんかに俺らの運命は左右されない
俺はラリって歩きまわったりなんかしない
Disbelief is what we preach
To the troubles that make up our mind
When things fall short of expectations
It's time to redefine
困難に会ったら信仰を捨てろ
期待に添えないのなら再定義するときだろう
※ call は神のお告げ的な意味
※ hand of god ⇔ fist of man の対比?