Boo Radleysの名曲,Wake Up Boo!。この曲を初めて聞いたのはいつだったか。確かテレビから流れてきたこの曲のイントロを聞いたのが初めてだったかもしれない。Boo Radleysはイギリス出身で最初はモロシューゲイザーバンドだった。自分はそのシューゲイザー期の2stアルバムのEverything's Alright Foreverはよく聞いていた。それが段々とブリットポップ色が強くなっていって、Wake Up Boo!の大ヒットにつながる。(UKシングルチャート9位が最高位。)
このバンドのBoo Radleysという名前は1961年度のピューリッツァー賞を受賞した、Harper Leeの著作、To Kill a Mockingbird(日本語訳は"アラバマ物語")にでてくる寡黙な厭世家のArthur "Boo" Radleyから来ているらしい。読書嫌いの自分は勿論この本は読んでいないのだけれど、この小説に
She was even lonelier than Boo Radley, who had not been out of the house in twenty-five years.
(彼女は25年間家から出たことがなかったブー・ラドリーよりももっと孤独だった。)
という一文があるらしい。となるとこの曲の歌詞に唐突にでてくる"twenty five"は年数だろうなと。最初年齢か何かかと思ったけれど。
Summer's gone (Summer's Gone)
Days spent with the grass and sun (Grass And Sun)
I don't mind (I Don't Mind)
To pretend I do seems really dumb (It Seems Really Dumb)
I rise as the morning comes
Crawling through the blinds
I shouldn't be up at this time
But I can't sleep with you there by my side
夏が終わった 青草と太陽に包まれた日々は終わったんだ
僕は夏が終わったことなんて気にしちゃいないよ
気にしてるふりをするなんて馬鹿みたいだろ (ほんとにバカみたいだ)
ブラインドの隙間から陽が射して、朝が来たから僕は目を覚ますんだ
こんな時間に起きていちゃいけないはずだけれど、君が隣にいると寝てなんかいられないんだよ
Wake up it's a beautiful morning (Wake Up)
Feel the sun shining for your eyes
Wake up it's so beautiful (Wake Up Boo)
For what could be the very last time
起きろよ 素敵な朝だ
太陽の眩しさをその目で確かめるんだ
起きろよ とても素敵だぞ
これが最後になるかもしれないんだから
Twenty-five (Twenty-Five)
I don't recall a time I felt this alive (This Alive)
So WAKE UP BOO! (Wake Up Boo)
There's so many things for us to do (Things That We Could Do)
It's early so take your time
Don't let me rush you please
I know I was up all night
I can do anything, anything, anything!
25年間、こんなに生き生きとした気持ちになったことはないよ
だから起きろよブー 僕らにはやらなくちゃいけないことがたくさんあるんだ(僕らができること)
でもまだ朝早いしゆっくりでいいさ 僕は君を急かしたくはないんだよ
僕は一晩中起きていた なんでもできる気分だよ
But you can't blame me now for the death of summer
But you're gonna say what you wanna say
You have to put the death in everything
でも夏が終わったことを僕のせいにはしないでくれよ
でも君は自分が言いたいことを言うんだろうな
君が全てに区切りを付けなくちゃいけないんだ
久しぶりに聞いて、歌詞と和訳がとても参考になりました。ありがとうございました。
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