2012年3月22日木曜日

正面画が左右対称に描けない理由 右手で絵を描く時の癖


上の画像のように、右手で弧を描くときに、始点より終点が上がってしまっていた。右利きで、手首支点で絵を描くことが多い自分はこの癖を癖だと認識できずに毎度毎度こんな線を引いていた。

この原因はこんな感じに
右手の場合は円を描くときに青エリアでは線は簡単に書けるが赤エリアでは線がひきにくくなるから。この赤エリアの線は描くときには右手首をぐぐっとひねらないといけないので、手首支点で絵を描いているときは描くのに相当難儀する線だ。
人の横顔を描く場合、右利きの人は左向きの顔のほうが描きやすいと言われてるけどまさにこの絵の通り、手首の可動範囲が原因。



これは無意識で絵を描いていると治らない。自分はこんな線を何度も引いているうちにこの左右非対称の線が左右対称になっていると錯覚してしまっていた。というか今も気を抜くとこんな線を書いてしまう。円や円弧なんて基本形はかけて当然だからこの癖は直さないといけない。

この癖全開で顔を描くとこんな感じになる。髪の毛や顔の輪郭を描くときもこの癖はでてきてしまう。
例えばこんな感じに。

左側の顔が元の顔で右側がそれを左右反転したもの。
左側の顔の髪と顔の輪郭のあたりに引いてある赤い直線を基準にしてみると、左右の線がものすごく不揃いになってるのが分かる。左側は書きやすいからきちんと丸みがついているが右側は書きにくいので丸みがまったくなくなっている。右利きの人は左向きの顔のほうが描きやすいと言われてるけど単純に手首の可動範囲的に


利き手で書きにくい線も意識的にきっちり描いていこうとしないといけない。
意図的に左右を不揃いにしているのならいいが、無意識に左右対称の線を描いているつもりで、左右非対称の線を描いているのではまったく話が別だ。
前者は多分描こうと思えば左右対称の絵がかける。でも後者はそもそも左右対称の絵の認識が間違っているので左右対称の絵は絶対にかけないから。
手首が痛くてもきっちり描くことが重要。

そもそも左右対称云々関係なく、描くのが苦手な方向の線ってのが少ない人が描く絵ほど線の表情が豊かになる。例えば草原の絵を描いたとして、そうなるとランダムな方向に草を配置しなくちゃいけなくなるわけで。で線引きの方向が制限されてしまうとランダムに描いてるつもりがまったくランダムになっていない、なんてことにつながってしまう。というか自分がそれ。意識的にたとえば人間の髪をランダムに描こうとしてるのにペン入れまでしてみるとやっぱり得意な線の塊になっていて、まったくランダムじゃない、この前描いた髪と同じだ、って毎回がっかりしているという。絵を描いてる時ってほぼ勢いで無意識に描いちゃうもんだから、「今日はこうやって描こう」ってテーマをもって絵を描き始めても結局最終的に無意識にそのテーマを台無しにされて終わるパターンです。


あとデジタルで絵を書いている場合にモニターの向きをしっかり設定しておかないと絵が歪んで見えてしまうので注意 スイーベル回転、ピボット回転できるモニターだと特にしっかり設定しておかないといけない(自分はピボット回転するモニターを使っていて向きが微妙にずれてるのに気付かないでいたことあります)

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