2011年6月14日火曜日

The Crystals - He's a Rebelの和訳

不良に恋焦がれる乙女の歌。フィル・スペクターの曲なのでずっと昔に間違いなく聞いたはずだけどその時はまったく印象に残らなかった。最近聞いたら名曲だなあと感動した。サビの韻の踏み方が素晴らしい。

He's a rebel and he'll never ever be any good
He's a rebel 'cause he never ever does what he should

この部分の流れるようなテンポ。韻律がとてもきれいで曲を聞くとついつい歌詞を口ずさんでしまう。

まるで映画のヒロイン気取りの歌の主人公。理由なき反抗かなんかが頭に浮かぶ。
けど歌詞を読むと最後がひっかかる。

He is always good to me, good to him I'll try to be

彼が優しくしてくれるから自分もそうなれるように頑張らなきゃって内容だ。
「俺はお前がこれくらい好き」
「私はあなたのことがこーーーーれ位好き!」
(お互い大きく手を広げるジェスチャーで)
てな具合に好きな度合いを競い合ってる内容だろうか。
もしくは反逆者で不良の彼を愛しているがその彼に恋することに背徳感を感じていて、自然とbeing good to him になれない感じなんだろうとも読める。こっちのほうがいい。be good to him と、恋人同士なら当然のことをわざわざtryしていると歌っているのが可愛らしい。彼女は恋に浮かれてはいるが自分と彼が置かれている状況を鑑みてちょっと冷静になってるんだろう。

The Crystals
He's a Rebel
 

See the way he walks down the street
Watch the way he shuffles his feet
My, he holds his head up high
When he goes walking by
He's my guy

彼が街を歩く様を見てみてよ
あの踊るような足取りを見てみてよ
顔を上げて堂々と歩く彼
彼が私の恋人よ

When he holds my hand I'm so proud
'Cause he's not just one of the crowd
My baby, oh he's the one
To try the things they've never done
Just because of that they say

彼が私の手を握る時 すごく誇らしく思うの
だって彼は普通の男と違うんだもの
他の奴らが絶対にしないようなことをしようとする人なのよ
そういう態度をみてみんな言うのよ


CHORUS
He's a rebel and he'll never ever be any good
He's a rebel 'cause he never ever does what he should
And just because he doesn't do what everybody else does
That's no reason why I can't give him all my love
He is always good to me, always treats me tenderly
'Cause he's not a rebel, no no no
He's not a rebel, no no no, to me

奴は不良だ ろくな人間にならない
奴は不良だ 自分がするべきことをしないからだ って
でも彼が誰もがやるようなことをしないからって
私が彼を愛せない理由にはならないの
彼はいつも私にはいい人よ いつも私に優しくしてくれる
だって彼が不良じゃないからよ

If they don't like him that way, they won't like me after today
I'll be standing right by his side, when they say
みんながこんなふうに彼を好まないのなら 
私も今日からは好かれることはないわ
彼らがこう言う時に 私は彼の味方よ


CHORUS
He's a rebel and he'll never ever be any good
He's a rebel 'cause he never ever does what he should
And just because he doesn't do what everybody else does
That's no reason why we can't share a love
He is always good to me, good to him I'll try to be
'Cause he's not a rebel, no no no
He's not a rebel, no no no, to me
奴は不良だ ろくな人間にならない
奴は不良だ 自分がするべきことをしないからだ って
でも彼が誰もがやるようなことをしないからって
愛を分かち合うことができない理由にはならないの
彼はいつも私にはいい人よ だから私も同じように接しようとしてるのよ
だって彼が不良じゃないからよ

2011年6月4日土曜日

Hitman Blood Money の感想とエンディング曲 Swan Lee - Tomorw never diesの和訳

Hitman Blood Moneyを今更ながらにクリア。面白いゲームだと評判だったの遅ればせながら遊んでみました。主人公はクローン人間でスキンヘッドの無骨な殺し屋。殺しの動機は金、とシンプルにハードボイルド。
毎ステージ毎ステージ、マフィアや政治家といったターゲットを様々な方法で暗殺していく。ピアノ線で絞め殺したり、ケーキに爆弾を仕掛けたり、毒を入れたり、媚薬を飲ませたり、芸が細かい。毎ステージいろいろな殺害方法が用意されていてそれらを好きなように実行してステージをクリアしていくというその自由度の高さがよかった。しかも暗殺をしなくてもいい。強化したアサルトライフルを乱射して罪もない市民もろともターゲットを虐殺してしまうのもあり。なんつーゲームだ。非常に面白いゲームでした。

んでこのゲームのエンディングテーマがSwan LeeというデンマークのロックバンドのTomorrow never diesという曲。ヴォーカルの歌い方がビョークっぽいような。いい曲なので歌詞を訳してみましたが、殺し屋ゲームのエンディングテーマには似つかわしくない、女の子女の子という感じの歌詞で笑いました。まあ、「あの人に明日告白するの 今夜は胸がドキドキ止まらない 眠れない だってあたしは女の子!」とかブリブリのラブソングとかだったらもっと笑ったかも。


SWAN LEE TOMORROW NEVER DIES LYRIC


Stars in the night is all I see
And the gloomy moon is beaming out for me
Shining in the starlight of my eye
As I fly away I'm whispering bye-bye
眼前に広がるのは今宵の星々だけ
そして月明かりが私のためにぼんやりと輝いている
わたしの目に映る星の光の中で輝いている
わたしは空を飛びながらバイバイと呟くの

I'm just another kind of girl
And I'm leaving for another kind of world
Shiny sky above inviting me
Don't be sorry 'cause
Tomorrow never dies
わたしは普通の女の子じゃないの
だから別の星に飛び立つのよ
満天の星空が私を呼んでいるの
くよくよしないで 
だって明日は必ずやって来るもの

Floating on a flyaway tonight
And I'm sweeping through the skies in speedy fly
Leaving all the dreariness behind
To another space another time
今夜、私は風に漂い
憂鬱なんてみんな
別の時空に捨ててしまって
すごい速さで空を飛んでいるのよ