2017年11月7日火曜日

Acer モニター ディスプレイ EB321HQUBbmidphx 31.5インチ WQHD(2560 x 1440) を買った

このまえOMEN by HP 32を買ったのでもう一台WQHDモニターが欲しくなったのでAcerのEB321HQUBbmidphxを買いました。インチサイズは31.5インチ。
このモニターもWQHDなので解像度は2560x1440。とまあどうせならOMENと比較してどうなのかというところで使ってみた感想を書きましょう。

これがEB321HQUBbmidphxへのリンクです。


EB321HQUBbmidphxだが、液晶の四隅あたりから光漏れがしてる。明るい画面では気づかないが暗い画面にするとわかる。こういう現象はOMENにはない。EB321HQUBbmidphx は購入してすぐに液晶に不具合がでたので一度モニターを交換してもらったのだけど、交換する前のモニターも交換した後のモニターも光漏れしていた。そして視野角がIPSにもかかわらず狭い気がする。ほんの少し角度をつけてみただけでモニターの端から端で色味が違ってくる。そしてEB321HQUBbmidphxはモニターが全体的に明るい。色味調整をして輝度を抑えてもかなり明るい。

あとはモニター側の色味調整だけでは色の階調がうまくだせないのでビデオカードの補正機能を使っている。モニターの補正機能だけだと中間色の調整があまりうまくできないので使わざるを得ない。これを使うとコントラストがはっきりして階調が結構きれいにでてきてくれる。今使ってる他のモニターはIiyamaのProLite XB2783HSUとHPのOMENだが、この2つのモニターは補正をきかせてやれば階調はきれいに見えてくる。それに比べるとAcerのモニターの階調はきれいにでてくれない。補正をきかせても明るくすれば暗い部分が見えてくるがそうすると明るい部分が明るくなりすぎて、暗くしてやれば明るい部分が見えてくるがそうすると暗い部分の色が見えなくなる、みたいなそういう状況にEB321HQUBbmidphxの場合はなる。それでもまあ安物モニターに比べたら全然マシな方だが。

あとはEB321HQUBbmidphxは省電力モードに入った後にわざわざDVI、HDMI、Display Portすべての映像出力を必ず調べるので省電力モードに入るまでが遅い。映像入力を手動で指定できず、自動で検知する仕様になっているからこういうことが起きるようだ。

まあ他には特に不満はない。スタンドでモニターの高さ調節ができるのはOMENにはないのでちょっとプラス要素。

2017年7月29日土曜日

ClipStudioPaintのGif書き出し設定は特殊



クリスタでアニメを作る場合にはプロジェクトファイルを作成するときに作品の用途はアニメーションに設定するが、ここで設定した基本サイズのピクセル数が最終的なGifファイルのサイズ基準になってくる

ファイル→アニメーション書き出し→アニメーションGifでこのダイアログボックスが表示される



ここにある幅と高さの設定は最初に設定したプロジェクトファイルの画面解像度の比率が維持されたままの数値しか入力できない たとえば、1920x1080という画面解像度でアニメを作っていたときに、高さを少し削って書き出しをしようとして、高さに980を入力すると幅は自動的に1742に数値が固定されてしまう。このためアニメーションgif書き出しをするまえにあらかじめキャンバスサイズを調整しておく必要がある。

しかしアニメーションgifでの書き出しの場合には、通常の書き出し設定にある「出力範囲→選択範囲」の書き出しメニューがないのがこれまた不便である。なぜ不便かというと、自分がgifアニメをつくるときは最終的な出力サイズは決めないでおく。たとえば作画をしていて2000x1160が画面解像度になったけど、最終出力サイズは1920x1080にしたくなったりすることがよくある。gif以外の書き出しならば、1920x1080の範囲を選択して選択範囲のみを書き出せばいいが、gif書き出しではそれができないので不便に思うわけだ。この場合どうしたらいいのか?
この場合メニュの「編集→キャンバスサイズを変更」 でキャンバスサイズを小さくして余計なキャンバス範囲を削り取る必要がある。だたこれをやると「フレームは削除されます。よろしいですか?」というダイアログがでてくる。これを実行すると「ページ管理→ページ基本設定を変更」メニューにある、演出フレーム、作画サイズ、余白の設定が消滅する。(消えてしまった場合にこの設定をもう一度するには、新規のアニメーションプロジェクトファイルを作成するしかない。)
ただ余白部分にも絵のデッサンが狂わないように書き込みをしている場合はキャンバスサイズを変更してしまうとその余白部分の絵が見えなくなってしまうので不便。かといって書き出しのたびにキャンバスサイズを変更するのも手間になる。この問題を解決するにはどうしたらいいか?この場合は、新規プロジェクトファイルを作成し、画面解像度を最終出力解像度に設定する。上述の例で言えば、余白はなしで画面解像度を1920x1080にサイズ変更して新規プロジェクト作成。その後で旧プロジェクトファイルにあるレイヤーをすべてコピーして新規プロジェクトに貼り付けて移動する。そのあとで、キャンバスサイズを2000x1160に変更すればいい。キャンバスサイズをプロジェクト作成時に設定した画面解像度以上の大きさに変更する場合には演出フレーム、作画サイズ、余白のデータは消えない。そして大きくした部分は「ページ基本設定変更」メニューから確認できる余白に記録される。1920x1080のプロジェクトファイルのキャンバスサイズを2000x1160に変更した場合にはいる余白は上 40 下40 左40 右40になる。そしてこの余白部分はgif書き出しをした場合にはキャンバス範囲とみなされないため書き出しされないし、基準の画面解像度は1920x1080のままになるので1920x1080のサイズで書き出したいのならその数値を入力すればいい。

それとクリスタで書き出せるgifの縦横ピクセルは2000までという制限があるのも注意。こちらにそのことが書かれていた。
https://www.clip-studio.com/clip_site/support/help/detail/svc/53/tid/89568

2017年7月20日木曜日

Nvidia デスクトップカラーの設定がPC再起動後にリセットされなくするようにする方法

Windows10でNvidia Geforce Gtx 1060を使用中。このビデオカードのドライバーをインストールすると使えるようになるNvidiaコントロールパネルの、「Nvidia デスクトップカラー設定の調整」でモニターの明るさを下げているが、ここで作成したプロファイルがPCを再起動するたびに「他のアプリケーションによってカラー設定をコントロールする」に戻されてしまう。

再起動後にもNvidiaの設定を適用するにはC:\Program Files\NVIDIA Corporation\Control Panel Client にある nvcplui.exeを右クリックしてプロパティ画面を表示して、互換性タブから「すべてのユーザーの設定を変更」を選択し、「管理者としてこのプログラムを実行する」のチェックボックスにチェックを入れる。多分この方法で治る。

上記の方法だけで治らない場合は、Nvidiaコントロールパネルを開いて、左のメニューから ディスプレイ→解像度の変更を選び、そこの「3、次の設定を適用します。 」にある、「Nvidiaのカラー設定を使用」を選択してやると治るかもしれない。

20191221 追記
 
ビデオカードをRTX2080に変更したのでDisplay Driver Uninstallerを使ってセーフモードで古いドライバーを削除し新たにドライバーを入れ直したが、Nvidiaのデスクトップカラーがまたリセットされるようになった。この記事に書いている手順を踏みリセットされないようにはなったが、確実にリセットされなくするようにするには

1  nvcplui.exeのプロパティから「管理者としてプログラムを実行する」のチェックを入れる。もしくはチェックがもともと入っているなら一度外し、再度チェックを入れる。

2 Nvidiaコントロールパネルからデスクトップカラーの設定をし、解像度の変更にある「Nvidiaのカラー設定を使用」

この順番で設定をすればおそらくはPCを再起動してもデスクトップカラーはリセットされない。管理者としてプログラムを実行した状態でNvidiaコントロールパネルを起動してからデスクトップカラーの設定等をするのが重要なようだ。

あとは一応C:\Program Files\NVIDIA Corporation\Control Panel Client 内にあるNvGpuUtilization.exeとNvStereoUtilityOGL.exeも管理者としてプログラムを実行するように設定してある。



20200327 追記
 
最有力の解決策!

Windows10 タスクスケジューラーを起動し
タスクスケジューラーライブラリー→Microsoft→Windows→WindowsColorSystem フォルダーを開き、この中にある"Calibration Loader"を無効化する。
こうすれば再起動時にNvidiaのデスクトップカラー設定が無効化されない。
Calibration LoaderというのはWindonws10のモニター色味調整をする機能らしい。
そしてWindows10のCalibration LoaderはNvidiaのデスクトップカラーが反映されたあとに実行されるみたいで、こいつがNvidiaのデスクトップカラーを無効化してしまっていたらしい。
確かにPC起動直後はNvidiaの設定が生きているのが確認できていたが、数秒するとデフォルト設定に戻されているのを何度も見てきた。なのでCalibration Loaderを無効化してしまうのが一番いいと思う。



2017年2月22日水曜日

デッサン人形用にファイセンリミテッド(phicen limited 今現在はTBLeague)の男性ボディービルダーフィギュア(PL2016-M34)と女性フィギュア(PLMB2016-S16)を買った。

Twitterやらでえらい盛り上がっていたらしい?ファイセンリミテッド(現

TBLeague

)のシリコンシームレスフィギュアだがとうとう自分も買ってしまった。
見てたのはこのあたりのまとめとかだけど。

ファイセンリミテッド購入(良い点、悪い点)
https://togetter.com/li/948583
スーパーフレキシブルメールシームレスボディを見て驚く人々
https://togetter.com/li/905006

紹介写真をみて驚いたのは、しっかりとした筋肉造形が出来ている上に、素材がシリコンになってるから腕や上体を曲げたりするとまるで人体の皮膚のようにシリコンにシワがつくところ。まあ世の中にはオリエンタル工業のリアルサイズのエロシリコンドールのようなものがあることは知っていたけど、こんな小型で(1/6サイズでだいたい30cmくらい。)しっかりとした造形を持ったシリコンドールがあるのは知らなかった。一応デッサン人形用にミクロマンや例のダイソーとかでも売られてるオーソドックスな木製のデッサン人形は持っていたが、両方共壊れてしまっていたし、特に後者は造形がぬるくて人体構造の勉強にもならないからほとんど使っていなかった。なので思い切ってボディービルダー体型のPL2016-M34を買ってしまった。金額は9000円くらいだった。




このPL2016-M34は紹介用の商品写真だけみていても、かなり造形が精巧なのはなんとなく想像できていたが、フィギュアを買ってみて手にとってみてもやはりよく出来ていると感じた。上腕二頭筋や三頭筋のよく目立つ筋肉はしっかりと作り込まれているし、わかりにくい前腕の細かい筋肉もしっかり表現されている。首周り、胸筋や腹部の筋肉もいいし、わかりにくい背中の筋肉、臀部、脚の筋肉もどれもしっかり作り込まれている。細かい筋肉の造形がまっこと素晴らしいのである。可動もそれなりにするし、ある程度ポーズもつけられる。可動域やポーズのつけやすさなんかは比較対象になるようなフィギュアを知らないので確かなことは言えないが、素人目では特に問題ないように思えた。

PL2016-M34は超マッチョなボディービルダータイプということだったが、筋肉の作りを勉強するためにはこのフィギュアは買って正解だった。ファイセンからは他にもたくさん男性フィギュアが販売されているが、他のものはPL2016-M34よりも筋肉の表現、大きさが控えめだった。それでは筋肉の勉強にはならないなとマッチョなPL2016-M34を購入しました。絵を描くときに見るのなら筋肉が記号的に誇張、整理されているもののほうがいい。そのあたりが曖昧だと形を把握しにくい。

男のフィギュアだけを見て絵を書いていけるかなと思ってはいたが、やはり筋肉がボコボコしていて女の人の絵を描く時にそれだけをみて描くのは難しいなと感じたのでついでにファイセンの女性フィギュアも買ってしまった。PLMB2016-S16というのがそれだが、これはPLMB"2016"という型番の通り、PL2016-M34と同じく2016年に販売されたもの。M34は2016年の10月頃に発売されたが、S16は1月頃に発売された、ファイセン女性素体の最新モデル。購入価格は7,000円くらい。ファイセンのフィギュアは改良を重ねて今のモデルになっているらしいので過去のものは最新のものに比べて可動に問題があったりするとか。なのでとりあえず新しいものを買っておけば問題ないだろうと女性フィギュアはPLMB2016-S16を購入。肌色はペイルという、白目の肌色。


ただはっきり言って、女性用のフィギュアは男性用のものにくらべてのっぺらい。女性特有の脂肪ののった皮膚感、筋肉などのつくりが曖昧で物足りないのだ。いわゆるスーパーモデル体型で、無駄な贅肉などはなく、腕や脚はものすごく長い。
男性なら肩幅が広く骨盤はそれよりも狭い。女性なら肩幅が狭く逆に骨盤はそれよりも広くなるし、上前腸骨棘という骨盤の上部が皮膚に浮き出て来てその上に外腹斜筋が綺麗に乗っかるような感じになってる、はずだが、ファイセンの女性フィギュアはそのあたりのディティールが甘く非常に残念なことになっていた。まあシリコンドールで骨盤の硬さの表現は難しいとは思うが。シームレスフィギュアなのだから当然関節を曲げたときの皮膚感はあるが、女性用フィギュアの場合、ある程度の太さがある胴体を曲げたときはいいんだけど、それ以外の腕や脚になってくるとPL2016-M34のように重厚な筋肉がついていないため、曲げると「ふにゃり」と曲がり、そこにシリコンの皮膚がくっついてくる感じで物悲しい。まあフィギュアの作りはそこまで悪くないし、一般的なニーズを満たすには十分なのかもしれない。このフィギュアは服を着せることも考えて作られているようなのでそのあたりに配慮した作りになっているのかもしれない。ただまあやはり男性フィギュアに比べると女性フィギュアは作りがぬるかったです。


一応 PL2016-M34とPLMB2016-S16を並べた写真を貼っときます







こうみるとペイル肌のPLMB2016-S16は色味が本当に白い。男の方は日焼けした男性ならこのくらいの黒さはありえるだろうが、白肌は上におしろいでもふりかけているのかというくらいに白い。もしくはジンジャー肌の白色。こういう極端な白さを求めるのであればPLMB2016-S16はありかもだが自然な肌色を求めるのであればペイルを買うのは止めたほうがいいと思う。あと男性と女声の足の長さがほぼ一緒なのも写真でわかると思う。それくらいPLMB2016-S16はスーパーモデル体型なのである。自分はこういう非現実的な女性の体型は好きではないのでもう少し頭身を低くして人間っぽさを出してほしかった。





あとファイセンフィギュアの紹介動画はyoutubeにたくさんあるので購入を考えて知る人とかはそのあたりをみて確かめたほうがいいかもしれない。

これはPL2016-M34の紹介動画。



これはPLLB2014-S09。


これはシリコンの皮膚の中がどうなっているのか紹介している動画。



一応シリコンドールには寿命があるらしいのでそこは注意。シリコンが劣化してくるとシリコン自体が硬くなって皮膚に亀裂が入って割れてしまったりするとか。結構高いので、何年か持ってくれれば助かるのだが。

いつもボディビルダーの写真を見たり、3Dのフィギュアを見ながら絵を書いてきたが、手元で簡単にポージングがつけられる精巧なデッサン人形があるというのはかなり便利。ファイセンのシームレスドールはおすすめです。