2013年6月30日日曜日

今更ダークソウルをクリアした

そう、今更ダークソウルをクリアしました。自分はフロム・ソフトウェアのゲーム好きだった。キングスフィールドは全部やってるし、シャドウタワー、エコーナイト、アーマード・コアとかそのへんはだいたいやってるしどれも好きな作品。でもしばらくダークファンタジー系のゲームをだしてるベセスダに浮気をしていたので最近のフロムのゲームはまったく手を付けていなかった。なんで、なんだか同窓会みたいな感じにフロムの鬼畜ゲーとか言われてるダークソウルをやってみたというわけです。んでクリアした感想だけど、とにかくイライラするゲームだった。

まず問題なのが何をするにも無駄に時間がかかること。
このゲームさ、ボス戦前にセーブポイントみたいのがないんだよね。ボスで死ぬとスタート地点に戻されて、そこからボスのところに行くまでだいたい1~5分くらいかかる。んでボスは滅茶苦茶強いので何十回とやりなおすはめになる。しかも、一度死んでしまうと道中で倒した敵は全て復活しているという最悪なオマケ付き。ほんとに強いボスで20回くらいはやり直しはした。となるとボスに辿り着くまで、道中が仮に2分とすると2分x20=40分とかになる。この40分は完璧に無駄な時間。90分映画なら半分くらいみれちゃうくらいだ。こんなもんなくたっていいはず。何度も死ぬことを前提としたボス戦の難易度設定なのにどうして無駄なやり直し作業を強いるのか。ベセスダのゲームは難易度をいじれる上にどこでもセーブができる。ここのゲームはバグがとても多いが、無駄な作業をさせられてストレスを感じることはない。

それと混沌の苗床というボスがいてこいつがひどい。本体はHP2とからしくて一撃で倒せるがその本体にたどり着くまでに初見殺しの罠オンパレード。本体のところにたどり着くまで、2つのコアを破壊しないといけないが、一つ目のコアを破壊するとボスのいる部屋の床が崩れだす。どこが崩れるかはわからない。だからちょっと近づいて崩れるまで様子見をしないといけないが、その間に敵の攻撃がくる。攻撃を食らうと吹っ飛ぶ、そして穴に落ちる。失敗するとまたボス部屋まで数分間歩かされる。んでボスに辿り着く。穴を避けて移動する、攻撃がくる、ふっとばされる、穴に落ちる、ボス部屋まで歩かされる、これの繰り返し。コアを2つ壊して本体のところにいけるようになったあとも回避不能な火炎全体攻撃がくる。本体まで急いで突っ込む、炎で焼かれる、ボスまで歩かされる、本体のところに行こうとするが穴に落ちる、また歩かされる、本体手前まで来たが本体への攻撃に失敗する、焼かれる、ボスまで歩かされる。もうこれは拷問でしょ。こんなつまらん作業に時間を費やすなんてバカらしくてやってられない。死んだらボスんとこまで行くのにかかる時間は早くても2分はかかるわけ。それを何十回と繰り返さないといけないんだ。しかもボスがいる部屋はながーい坂の下にある。ボス戦が始まるまでに15秒くらいその坂を滑り落ちないと行けない。その間何も操作はできない。強制滑り坂はボス戦がはじまるまでのロード時間を確保するためのものなんだろうか?そうじゃなくてただの演出なら当然そんな演出いらないからさっさと戦わせてください、となる。ただ坂を下るだけなんて、時間の無駄。「でもこれは坂をくだって深い穴の中で戦っているということを説明するためにどうしても必要な演出なんです!」ってんならボス戦前にスキップ可能なムービーを流して、そのムービーの中でキャラに坂を滑らせればいいじゃないか。それで状況説明はできるだろうに。

他にも深い穴の中に飛び込むとそこにボスが居る、ってステージもあった。落下、着地、そこで実際にボスがでてきて戦闘開始、となるまでこれまた15秒くらいかかる。落下の描写が長すぎるんだ。ここも削れよと。こっちはボスんとこ行くまで長い道のり走破してきてクタクタなんだからさ。(当然このステージ、このボスの居る部屋に行くまで数分かかる!)チリも積もれば山となる。この15秒だって何度もやり直しさせられることを考えたら最終的に15x20=300ってなって無駄に5分くらいプレイ時間が増えてしまうわけだ。

んでこのゲームはシームレスのエリア移動を売りにしている。そしてエリア移動のために随所にエレベーターのような移動手段が用意されている。Aという地点からBという地点に向かうためにエレベーターを使うとする。機械を操作してB地点にあるエレベーターをA地点に引き上げる。A地点からB地点にエレベーターで下りて行く。B地点で死ぬ。スタート地点からA地点に向かう。B地点にあるエレベーターを引き上げる。エレベーターでB地点に行く。死ぬ。同じ事を繰り返す、という感じになる。この中でいらないのは機械を操作し、エレベーターが来るのを待つところ。エレベーターに乗ってエリアを移動しているところは次のエリアをロードする時間の確保のため必要なんだろうからそれは仕方ないとは思うが、別の地点に移動するためにエレベーターが来るのを待つのに数十秒かかるのはありえない。エレベータに乗って目的地に到達するまでにかかる時間とエレベーターが来るまでにかかる時間はだいたい同じだ。そんなリアリティは要らない。システム上エレベーターを引き上げる、もしくは引き下げる動作が必須だとしたらその動作は、エレベーターに乗って移動している時間より短く、数秒で済ませてくれと。それともこのエレベーターを待つという行為はエリアロードのために必要な演出なのだろうか?(それにしたって、エレベーターが使えるようになる動作をしただけ、実際にそのエレベーターで移動するかどうかわからない時点で先の区画のロードを始めるなんておかしな設計はないだろうと思うが。)じゃないならそんな不要な演出は削ってくれと。これだって20回繰り返すことになると、機械を操作してエレベーターがくるまで15秒、降りるまで15秒としたら15x2x20=600で10分にもなっちまうじゃないかい?


ホント無駄に時間を使わせるゲームです。なんでこのへんどうにかしないのって。遠景のオブジェクトにはっつけたテクスチャの解像度落としたりするのと同じでしょ?どうでもいいオブジェクトのポリゴン数は減らすのと同じでしょ?ディスプレイスメントマップじゃなくてノーマルマップを使うのと同じでしょ?GI使うとしたら先にテクスチャを焼きこんでおいて毎回レンダリングしたりしないのと同じでしょ?ロード画面出さずに次のエリアのロードをエレベーターん中で先に済ませておくのと同じでだよね?なんで無駄にプレイヤーの時間を削り取るようなことをするの?無駄は省きなよ!!無駄は省いてよ!!


高所からの落下で即死というのもキングスフィールド、シャドウタワーのフロムソフトウェア名物だけれども、今作はそれを多用しすぎてる。足場が不安定な細道の先に敵がいて、主人公がいるフロアのワンフロア上のところにも敵がいてそいつが魔法や弓矢で攻撃してくる。あるステージではこれに大鎌が道を遮るように左右に動き続ける罠が追加されていた。このひどいステージ構成には呆れた。運が悪ければ落下死する。運が悪ければ、このどうにもならない"運"というものに左右されるところが非常に腹が立つ。こういうことを何度もやるからイライラする。細い道だな、ああまたこの先に敵がいて落としてくるパターンか、となる。

それとカメラにでかい敵がかぶると画面が見えなくなる、とかカメラが変なところを向いているせいで敵が見えなくて殴り殺される、とかカメラの動きが悪い。シビアな操作性が要求されるってーのにカメラがそれに追いついてないんじゃダメだろ。あとはデカイボスなんかに狭いところに追い詰められると動けなくなるので即死確定、とかその辺もイライラした。他にはチェックポイントが隠し通路の先にあるとか。そればっかりはもっとわかりやすいところに配置してくれ。。
あと大きい敵が出すぎじゃないだろうか。どいつもこいつも大きいのでちょっと食傷気味になった。


とこんなかんじにシステム的にストレスばかりが貯まるゲームだったわけだけれど、グラフィックやステージ、ステージに配置しているオブジェクトの演出は優れている。そこら中にミイラやドクロが転がってるところを見るとやっぱりフロムだなとなる。辺り一面真っ白な灰、一歩進めば底が知れない広大な地下湖、そして天井を突き抜ける無数の、おたくさん樹齢何年ですか?ってくらいにデカイ木、ってな感じのちょー綺麗な地下世界とか、そこら中人骨が転がってるジメジメしたカタコームとか、エッシャーのだまし絵か?ってくらいに無茶苦茶な構造のデカイ城とか、そういうのはものすごく好き。かっこいい。このゲームにはすべてのエリアにアクセスできるベース地点みたいなところがあるのだけれど、ここが真っ青な晴天の空の下にある。ここで銀色の鎧を着ていると鎧が雲の白と空の青で染まる。あの環境マップの演出がとても好きだった。思えばキングスフィールド1の舞台はデカイ王墓だった。あの時代に表現できなかったことを表現しているような感じだった。そして完璧に表現できていた。ベセスダもこういうグラフィックの演出ではここには敵わない。あとは条件を満たさないとイベントが起きないみたいなところのその細かなフラグ設定が好き。これがあるから、一回このゲームやったら絶対こういうストーリーになりますって感じにならない。なるほど考えてるなぁって好感持てる。フラグ設定に関して言うなら少なくともキングスフィールドよりは多重構造になってる感じ。ストーリーはいつもの通り、全体的に絶望感に包まれているし漠然としてる。深読みをさせる。これはまあフロムならそうなるかなと予想はしてたしそう期待もしてたし別にそれで構わない。主人公がしわしわのアンデッドって設定も思い切りがいいじゃないか。THE 硬派って感じで。BGMも良かった。物語の終焉って感じの物悲しいラスボス戦BGMとか特に。あとはぶっこわれるオブジェクトが遮蔽物になってて、壊さないと戦いにくくなる、みたいのはよかったな。あれも数回殴らないと壊れない、とか数回までなら身を守る盾として使えます、みたいな細かい設定あったらもっと良かったかな。


とまあまとめると。ダークソウル、これは糞ゲーとは言わないが、良作とも言えない。難易度ははっきり言って過去の作品より難しい。自分がやってきたフロムのゲームの中では一番むずかしいと思う。そしてその難易度の上げ方もいやらしい。良い意味ではなく悪い意味でいやらしいので腹が立つ。ゲームをクリアしたが達成感は皆無で疲労感が残るばかりだった。ダークソウル2が出るらしいが、難易度を意地悪に上げるのはもういいので、ゲームをやる上での快適さを追求してほしい。強い敵に抹殺されるのは構わないが、無駄なやり直し作業に時間を割かれるのは単純にストレスがたまる。ゲームの世界観のために必要?いらない。ほんとにいらない。グラフィックは今作と同じくらいでもいいや。今でも十分綺麗だし。まあ出来れば今より奇抜でもっと幻想的なステージを用意してくれれば。。






ベルセルクの37巻を読んだ。ベルセルク 黄金時代篇III 降臨 を見た。

ベルセルク37巻を読んだ。やっぱマンネリやわ。絵はすごいけど内容が面白く無い。確かに今まで海上の戦闘みたいのはなかったから、そこできたんだろうけどさ。結局ドンパチやって終わりだからな~。肝心のストーリーは進んでないんだよね。ほんとそこが残念で。オチが見えてる戦闘じゃなくて、クローズアップするべき、っていうのはおかしいが、してほしいのはグリフィスやグリフィスの子供?とか新生鷹の団なんだけど~って。

まあ昔の殺伐としたダークファンタジーって雰囲気はとうに失せてるし。イシドロとパックの漫才漫画になっちゃったし、そのへんのゆるさはもうどうしょうもないんだけどさ。37巻だって、可愛い人魚さんありがとう~、みたいなさ。ブラックジャックのピノコみたいな妖精チッチの話とか、内容はまあ悪くはないんだけど。話のコアの部分はまったく進んでないんで漫画を読んでてあくびが本気で止まらないという。



かたやSTUDIO 4℃の映画 ベルセルク 黄金時代篇III 降臨ですよ。これは楽しみにしてた。蝕のシーンがくるってんでね。漫画は当然、昔のTVアニメの方も見てて、ほんとに、あのシーンはかっこ良くて凄いんだけど映画の蝕のシーンもすごかった。つかだんだんと3Dと手描きのなじませ具合に違和感なくなってきたなーと。なんか細かいところとかちょこちょこ3Dつかってんだろうなーと血眼になって見てたんだけどここがこれ3Dじゃないか?いやでもなあ、みたいなところがほんとに多い。自信をもって3Dだと言えないシーンが多い。絶対3D混ぜ込んでるはずなんだけどそうだと断言できないところが多いという。
カメラワークでドリーズームのシーンが何カットかあったけど、ああいうのはAEで2Dの絵を3D化して動かしてんのかな?カッコ良かった。

あと光の演出が良い。薄明光線?木漏れ日?なんて言うんだか正式名称は知らんけど、光の筋が物にあたって分岐するヤツ。あれを随所に使ってきてる。どうやってんのかな~。ホント綺麗だった。雲の表現も良かった。3Dにして雲の絵を動かしてんだろうな~。風になびく草の表現とかね。空を飛んでる虫の表現とか。あと水の表現とか。あれはシミュレーション使ってるんだろうな。そんな感じに前半はホントこれでもかってくらい綺麗なんだわこれが。ホント幻想的。前半の締めがオレンジの夕暮れのシーン。そう。壮大な前フリよこれ。コントラスト用意してんだ。白と黒のハイコントラストの白の部分。こっからその白をぶっ壊して黒く塗る作業の開始。真紅のベヘリットが発動して凄惨な蝕が始まるっつーわけだ。彩度低めの寒色のゴッドハンド転生シーン。これ、残酷だけど綺麗だ。そっから鷹の団が使徒に食われて流された血に染まる赤いシーンへと。
前半は素直に美しい、後半は残酷だけど美しい。この演出のコントラストが素晴らしいです。

映画としては十分なクオリティですよ。ただ原作ファンは怒っちゃってんだな。ストーリー端折り過ぎだとかさ。別にいいじゃんって思ってるけど自分は。短くまとめるにはそれくらい仕方ないでしょ。このクオリティでぜひとも異端審問官と拷問シーンやって欲しい。ロシーヌとかも綺麗になるんじゃないかな。

ただ使われてる音楽はどうなのかと思った。BGMはずっとベタにオペラクラシック調だから。これはTVアニメの音楽のほうが良かった。あっちのほうはなんというか、平沢進!という感じ、プログレ、キング・クリムゾン!って感じの暗さがあってよかった。それと本編最後、スタッフロールあとにくるダサい曲とそれに合わせて無理やり作ったようなPV。あれ完璧に要らんね。曲が本気でダサい。サビにやる気のない男の声で「ア~~ィッ!」「ア~~ィッ!」「ア~~ィッ!」って、わかりづらい喩えするけど、ヴァンダレイ・シウバが所属してたシュートボクセ・アカデミーの連中が試合中に応援に使ってた、「アィ--ッ!アィーーッ!」って掛け声にそっくりな変な合いの手が入るbreakthroughって曲なんだけど、そのオモシロ合いの手が来る所でどうやっても笑ってしまうw あれ本編台無しにしちゃうくらいの破壊力あるw あれがなけりゃこの映画は完璧だったね。調べたけどケミストリーの変なグラサンのかけかたする人の歌だった。どうりでダサいわけだw どうやってもタイアップ丸出しって感じで雰囲気ぶち壊しだよホント。自分はテレビみてなかったからしらんけどこの曲、映画のTV CMにも使われてたんだな~。はぁ。。どうやったらあのア~~ィッ!ってへんな掛け声がカッコ良さとか感動とかにつながんだよ。理屈で考えても理屈抜きで考えてもわからない。本気でダサい。あの手の和製ヒップホップだのR&Bだのの海外の音楽を無理やり翻訳して日本の音楽に混ぜ込んでる音楽はどれもこれもダサい。ダサい!ダサい!

このア~~ィッ!ってのもヒップホップの直訳客煽り(爆笑)のput your hands up = 手を上げろ~、とかまんまのSAY HO!とかあのへんのと一緒でしょ。そのへんからきてんじゃないかと。ダサさは共通してるし。シュートボクセの人達のアィーーッ!はポルトガル語的になんかいろんな意味合いがあるのかもしれない。頑張れ、とか、いいぞ、とか、やっちまえ!とかさ。でもさ、日本語で、ア~~ィッ!、にどんな意味があるの?ア~~ィッ!はア~~ィッ!って意味しかないよねア~~ィッ? それともいつの間にかア~~ィッ!はものすごくクールな掛け声になってたわけア~~ィッ?そんなわけないよ。それだったらEXILEとかも使うよね?使ってないじゃん。ア~~ィッ!アイ~~ンッ! ださいよこれ。ださいしバカみたいじゃんw グラサンをイヤフォンみたいに耳から垂れかけるくらいださいよ。あのア~~ィッ!を違和感なくすんなり、かっこいい!とか思える人って日本にどれくらいいるの?まさか日本だと自分以外全員だったりするのかな。それならもう諦めるわ。降参だア~~ィッ。自分の感性がおかしいと認めますア~~ィッ。あ、ウルトラソウル芸人ことB'zがサビでウルトラソウル!ア~~ィッ!、って歌ってたか?いやあれはハ~~ィッ!だった。アレもダセーけど。イクラちゃんかよw Prideでリングで戦ってる選手が四点膝攻撃するときにする客の煽りかよw (つかウルトラソウル芸人さ、BREAK THROUGHってタイトルのアルバムだしてんだよなw)んでケミストリーの黒い方自身のBreak throughのPVでさ、黒い方が肩パッド入ったようなデザインの鋲付きの黒いジャケット着て廃墟を背に苦悶の表情を浮かべながら、陣痛ですか?って顔しながらさ、歌ってんのよ。しかもボクサーみたいに手に真っ白なバンテージまいてんのさw バンテージは無いけど、なんかさ、感じとして北斗の拳じゃんもうw これみてもうね、YOU は Shock!だったわw 愛で空が落ちてきとるわw


とまあ肝心の原作は NO GOOD で映画は VERY GOODという感じでしたとさ。ア~~ィッ!

Hunter Hunter 32巻読んだ

Hunter x Hunter の31-32巻読みました。面白かったです。なんつうーかほんと台詞、設定が複雑にこんがらがってて読み解くのが大変で何度も台詞を読みなおして読み進めたらわかんなくなってまた読み戻して、みたいなことを繰り返すハメになる漫画です。そのパズルの見た目が綺麗か綺麗じゃないか、というより、そのパズルの組み立て方が凄いというか。毎回脱帽します。今更だけど、Hunter x Hunterってのは腐女子成分強いんだなあと。女装した少年がまたでてきた。

んでまあ自分もひっかかったんですよ。No.337。まあジャンプの方に掲載された時点で既に騒ぎになってたんだろうけど、あいにく自分はそこまで冨樫先生に張り付いてるわけじゃないから知らなかった。人がたくさんいるところで擁護したり批判したり~という流れにのっかってあーだこーだやるのは無駄に体力使うだけなのでナシなんだけど傍から見てると正直この流れは面白い。漫画を読み終わって真っ先にamazonレビューをチェックしたもの。まあもう綺麗に批判者の意思統一が取れてますよね。

「ネームを売り物にするな!」「集英社の良識を疑う!」
「やる気が無いなら漫画家やめちまえ!」

みたいなのがたくさんある。この手の批判の方向へ熱を持った人達ってのは、発する熱量がすごすぎて全てを溶かしてしまう勢いなんですが、今回もそんな感じで、一体何を目的としてるのかがよくわからないというw 自分もamazonで擁護レビューとかしたら一緒に溶かされちゃうんだろうな~。「こんな漫画家もどきを擁護するなんて頭おかしいのかお前?」とか罵倒されるんだきっと。
ネットで発生するこういう、特定の誰かを叩く、という流れは怖い。

でもなあ。ジャンプって漫☆画太郎の漫画を掲載したところだぜって。ああでも漫☆画太郎はアレが全力だから手抜きなんてしてない!とかそういう感じになるのか。例えばピカソのキュビズムなんてどうだ?漫画は芸術じゃないとくるか。

とまあ、政治と宗教と野球とHunter x Hunterと最近のFFの話題は荒れると相場が決まっていると再確認しました。個人的に冨樫仕事しろ、って言う言い方は嫌いです。阪神の金本批判と同じくらい嫌いです。尊敬している人間を罵倒することができないだけだけど。