ホリーズの名曲Bus Stop。10CCのメンバーのGraham Gouldmanが16歳(!)の時に創り上げた曲。なんでもこの曲は彼の親父の劇作家Hyme Gouldmanが、息子から聞いたバスストップの話を元に、最初の歌詞のフレーズ、
Bus stop, wet day, she's there, I say Please share my umbrella
を作り、息子がその後を完成させたとのこと。出だしだけ綺麗に韻を踏みすぎている理由がこれだったんだろう。
しかしこの曲、出だしのなんか音が外れたようなイントロとラブソングにしてはものすごく暗い曲調がどうにも普通じゃない。ZombiesのShe's not thereみたいに暗い。だから自分はこの曲の内容は頭のおかしい男が毎朝使うバス停に女がいると妄想して一人でブツブツつぶやいているんだと解釈してる。
この解釈ができるようなフレーズ
Other people stared as if we were both quite insane
周りのみんなは狂人でもみているかのようにじっと僕らを見つめていた)
もあることだし。とりあえずどうとでもとれるように作詞をしている16歳。恐るべし。
Bus stop, wet day, she's there, I say
Please share my umbrella
Bus stop, bus goes, she stays, love grows
Under my umbrella
バス停 雨の日 彼女はそこにいた
だから僕はこう言ったんだ
「僕の傘に入りませんか」って
バス停 バスは行ってしまったが彼女は僕と一緒だった
この傘の下で二人の愛は育まれていった
All that summer we enjoyed it
Wind and rain and shine
That umbrella, we employed it
By August, she was mine
あの夏全てを
風の日も雨の日も陽の強い日も
僕らは楽しんだ
僕たちが使ったあの傘の下で
8月に彼女は僕のものになった
Every morning I would see her waiting at the stop
Sometimes she'd shopped and she would show me what she bought
Other people stared as if we were both quite insane
Someday my name and hers are going to be the same
毎朝、彼女はバス停で僕を待っていた
時には彼女は買い物で買ったものを僕に見せてくれた
周りのみんなは狂人でもみているかのようにじっと僕らを見つめていた
いつの日か僕と彼女のファミリーネームは一緒になるはずさ
That's the way the whole thing started
Silly but it's true
Thinkin' of a sweet romance
Beginning in a queue
そんな感じで全ては始まった
馬鹿馬鹿しいけどほんとなんだ
素敵なロマンスを思い描いていたら
立て続けにこんなことがおきたんだ
Came the sun the ice was melting
No more sheltering now
Nice to think that that umbrella
Led me to a vow
太陽が出てきて氷は溶けた
もう傘はいらないんだ
あの傘が僕らを婚約へと導いたと考えたら素敵なことじゃないか