2014年6月2日月曜日

Trash Can Sinatras の who’s he?の和訳


Trash Can Sinatras の who’s he?の和訳




little bohemian lost his sheep
and i know where to find them
just meet me at the end of my tether
and there they are
幼い放浪者が自分の羊を見失ってしまった
僕はその羊がどこにいるかしってるよ
僕が握っている手綱の端っこにいるよ

it’s the same old story
in a blaze of glory
we can change this town
this friday night
そいつは栄光に満ち満ちたお決まりの話だ
僕らは金曜日の夜にこの街を変革するんだ

but in a glaze of bleary
they drop like, drop like, drop like flies
けれど目が霞んでしまって
みんな虫けらのように死んでいく

you wrote about your heroes it reads like a ‘who’s who’
you wrote about your life and it read like a ‘who’s he?’
君が自分のヒーローのことをまとめてみると、彼らの話は"人名録"と呼べるものになる
君が自分の人生のことをまとめてみると、その話は"誰だそいつは?"がタイトルになる

so fall in, fall about, your country needs you now
gather your legs and sup up your dregs
だから整列して、笑い転げて、君の国は今君を必要としているんだ
しっかり立って最後までちびちびと飲み干すんだ

carry the crusade up to the home straight
and the crooked mile
back to your wife
十字軍を最後まで担いでいってくれ
そしてその曲がりくねった長い道をたどれば君の妻がいる場所に戻れるよ

she’s in bed, she sleeps late
she don’t fret or worry
cuz it won’t be very long till cliche guevara’s home
彼女は寝ている ぐっすり眠っている
彼女は心配したりしない
だって彼がお決まりのゲバラの家に辿り着くまでたいして時間はかからないから

when the manifesto is a schoolboy thesis
when the man in charge is like a greasy jesus
大げさなマニフェストが学生が好んで口にするようなものになっている時分に
責任者が脂ぎった神様みたいなナリをしている時に

it’s taking on epic proportions before my weary eyes
turning the old town into a backdrop
何を見てもつまらなく思えるこの僕の目からみれば
その古びた退屈な街をひっくりかえそうという考え方が
とても素晴らしい物に見えてくるんだ

sssh it’s so quiet, you could hear a name drop
シーッ!静かに!ここはとても静かだから、耳をそばだててみれば
誰かが偉人の名前を口に出して得意気になっているのがわかるはず

so fall in, fall about, your country needs you now
gather your legs and sup up your dregs
carry the crusade up to the home straight
and the crooked mile
back to your wife
she’s in bed, she sleeps late
she don’t fret or worry
cuz it won’t be very long till cliche guevara’s home

love and hate are written all over your fist
愛と憎しみが君の拳にびっしりと書き込まれている

so fall in, fall about, your country needs you now
gather your legs and sup up your dregs
carry the crusade up to the home straight
and the crooked mile
back to your wife
she’s in bed, she sleeps late
she don’t fret or worry
cuz it won’t be very long till cliche guevara’s home


補足
この歌は要するに革命思想にかぶれる思春期の青年のこをと歌っているのだろう
彼は飼っている羊を見失ってしまったがそれは僕の手綱に繋がれているようなお手軽なものである。
週末にみんなで集まって何か凄いことをしようとするが、酒に酔い潰れて終わりという。
彼の英雄はWho's Who=人名録に名前が載っているが彼自身の名前はそうではない。
思想に感化されて革命を夢見るが、チェ・ゲバラの家に辿り着く=革命思想に飽きる、
までにはそう時間はかからないので妻は何も心配しないでぐっすりと眠っている。
とまあ、社会を知らない思春期の人間にはよくあることを歌っているわけだ。

blaze of gloryとglaze of blearyがかかってて
なにかすごいことをしようと目を輝かせて街に出たが
結局bleary=酒で頭をぼやけさせてglaze=めまいがしてきてそのままdrop like fries=虫けらのように倒れていく=酒にやられて大量に死ぬ

name dropは自分が有名人のことを知っているということ、もしくはその人と知り合いであるかのようにをアピールするためにその有名人の名前を口に出す行為
そういうことをする人間はname-dropperという。日本語だとこういう言葉ないけど、輸入したらいいのにね。

 sup up your dregs はdrink to the dregsの慣用句がらみで、ちびちびと酒を飲み干していくみたいな意味
 your country needs you now = 徴兵の広告にのるお決まりのフレーズ
 love and hate are written all over your fistの、love and hateは多分刑務所にいる人間が両拳にいれるタトゥーの事。目の下に入れる涙のタトゥーみたいなもの。1955年のThe Night of the Hunterという映画で有名らしい。それが拳に描いてあるわけだから、犯罪を犯すような強面の人間であることを気取っているとか、文字通り心奥で煮えたぎる鬱屈した思春期の感情表現とか、そういう意味だと思う。SmithsでいうところのThe Boy With The Thorn In His Sideみたいな。

 あと公式だと
carry the crusade up to the home straight
 の部分が
 carry the crusade up the home strait
 になっているが誤字なのか本当にそう歌っているのかよくわからない。でも曲中ではup to と発音しているように聞こえるので誤字なのかもしれない。straitは苦境とかそういう意味だけどそれだと歌詞の意味がよくわからなくなる。home straightなら徒競走の最終直線コースとか、最終局面みたいな意味になる。

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