2022年5月2日月曜日

気まぐれにゲーミングモニター(LGのUltraGear 32GN600-BAJP)を購入したらとんでもないことになったがなんとかしたので対処法を書き留めておく

 気まぐれにFreeSync対応のゲーミングモニターを購入した。購入したモニターはLGのUltraGear 32GN600-BAJP というやつで、31.5インチで解像度はWQHD(2560 x 1440)、リフレッシュレート165Hz。液晶はハーフグレア。60Hz超えのリフレッシュレート性能を持ったモニターを使うのは初めてである。
このLGのFreeSync対応ディスプレイはNvidiaのビデオカードのドライバーのアップデートのお陰でG-Sync機能が使えるようになっているとの話を聞いたのでその点も期待していた。
それと液晶面が湾曲していないのも良い。1台で使う分には湾曲モニターでもいいのだろうが複数モニターを同時に使う場合には湾曲していると困るのだ。ゲーミングモニターはなぜか湾曲しているものが多いがLGのこのモニターは湾曲していない。

とりあえず届いたUltraGear 32GN600-BAJPをPCに接続して使ってみた感想を少し書く。液晶画面はハーフグレアだが、映り込みはほとんどない。秒間表示フレーム数が増えているからマウスカーソルは非常になめらかに動いている。ためしにやったSteam版 モンスターハンターライズはなめらかに動くし、G-Syncもしっかり効いているようだった。そこまでシビアな描画性能が求められるゲームを自分はやらないのでこれでも十分満足できるものだった。この31.5インチ WQHD 165Hzモニターが3万前後で手に入るというのは破格である。それに重量も非常に軽い。スタンド込で6kgいかないくらいしかない。ベゼルも非常に薄い。今使っている別の古い31.5インチ WQHDモニターはベゼルが分厚く、重量もスタンド込で10kg前後で、ゲーミングモニターではないのでリフレッシュレートは60Hz。ディスプレイというのは数年でここまで進歩するのかと驚いた。
それとAmazonのレビューを32GN600-BAJPは液晶部分とベゼルの境界を真上から覗き込んだり真横を見るようにするとベゼルから液晶画面に落ちる影があるとの報告があったが、確かにそれはあった。ただ遠くから離れてみている分には影はまったく見えないのでその点は特に問題はなかった。このベゼルから落ちる影は今使っているAcerのモニターにもでているものだったが、特定のモニターではでてくる現象なのだろうか。

UltraGear 32GN600-BAJP の解説はこの動画が詳しい。(UltraGear 32GN600-Bの解説になっているが、32GN600-BAJP と 32GN600-Bは型番が違うだけで同スペックである。)


【PCモニター】3万円の最新ゲーミングモニターをレビューしたらコスパがモンスター級だった|32GN600-B|31.5インチ WQHD 165Hz
https://www.youtube.com/watch?v=wEuOVMMhjUM

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と、モニターについてはこの辺にして、ここからは新しいモニターを導入して起きた不具合と対処法について書いていく。
新しいモニターを設定するのは非常に手間がかかる。自分は複数モニターを同時に使っているが、その台数は4台。このモニターを複数接続して使うマルチディスプレイ環境というのは非常にデリケートで、個別のモニターの設定、PCと接続するケーブルの組み合わせ、ビデオカードアプリの設定、Windowsの設定などなど全てをしっかりと設定しなければ不具合に見舞われる。今回は古いモニター1台と交換するつもりでこのゲーミングモニタを購入したが、今まで完璧に設定した既存の4台のモニター設定が全て台無しになる。モニターが増えれば古いモニターを処分しなければいけないし、新しいモニターを購入するときにはドット落ちに怯えなくてはいけないし、更にビデオカードとモニターの相性があって今まで起きなかった不具合は確実におきるからそのことを考えると非常に憂鬱になっていたが、このモニター導入後やはり不具合はおきたのだった。 

その不具合だが、32GN600を接続してモニター省電力モードに入るか、スリープモードに入るなどして、モニターの電源が切れ、その後にモニターに電源が入るとモニターが明滅する。

丁度この動画のような状況になる
https://youtu.be/M7xGltTFTt8?t=100

モニター復帰後に全てのモニターが正常に使えるようになるまで4台のモニター全てが1分近く電源がついたり消えたりする不具合に遭遇。これには参った。LGのモニターの不具合なのかと考えたが、Googleで "G-Sync Flickering Sleep Mode"などで検索すると結構ヒットしたのでモニターの不具合ではないだろうと考えてPCの設定を変更することにした。これはFreeSyncに関連したビデオカードドライバーの不具合なのだろうかと考えNvidia コントロールパネルの設定をいじくり回してみたが一向に改善しない。 仕方がないので、PCをセーフモードで起動し、ドライバーを DDU (Display Driver Uninstaller)で削除、その後最新のビデオカードドライバーを念のためカスタムインストールを選択して、クリーンインストールを実行した。これをやるとNvidia コントロールパネルとGeforce Experienceの設定を全てやりなおさなくてはいけないので非常に億劫だったが仕方がない。そこで再起動してモニターの電源を落として復帰させてやると明滅現象は起きなくなった。以前Geforce Experienceでゲーム録画が出来なくなるという超絶意味不明な不具合に襲われたことが合ったが、あれも同じようにDDUでドライバーアンインストール→クリーンインストールで解決したことがあるが今回もこれで解決か、とおもいきや、しばらくするとスリープ復帰時にモニター電源が入ったり落ちたりする現象が再発。


不具合の原因を探っていて分かったが、この4台のモニターの電源が無意味にオンオフするチカチカ現象の原因はLGのUltraGear 32GN600-BAJPにあるようだ。このモニターはFreesync対応モニターだが、このモニターのFreesyncとディスプレイポート入力のあわせ技でこの現象が起きているらしい。
とりあえず大前提としてUltra GearのFreesyncはオフにしておかないと、マルチディスプレイ環境下ではでこの電源オンオフの現象は治らなかった。なのでゲームをやらないときはFreesyncはオフにしておくことにした。

自分が使っているビデオカードはNvidiaのRTX 2070でこのビデオカードの出力ポートはHDMIx1、ディスプレイポートx3だ。このビデオカードは公称スペックでは合計4台までモニターが接続できるが(
USB Type-C も使えば一応5台まではいけるという報告はみたが試していない)、4台同時に使う場合はこのビデオカードとそれぞれのモニターの接続方法が問題になってくる。
今使っているモニターで色々ためしたのでそれを書いておくが、まず肝心のUltra GearはDP接続しないと165hzで使えない。そのためUltra GearはDP接続で固定せざるを得ない。そこにDP出力から変換アダプターを噛ませてDVI接続をしていたモニターを追加して2台だけで使用した場合には省電復帰後でもモニターチカチカがおきない。そこにHDMI接続をしたモニターを入れて3台構成にしても省電復帰後にチカチカはおきない。しかしそこにDP接続したモニターを組み合わせて4台構成にした途端にチカチカがおきる。
DP接続3台とHDMI接続1台という構成でも同じくチカチカする。これでわかったが、おそらくマルチディスプレイ環境下にUltra Gearモニターがあると、別のDP接続モニターの省電復帰作業がUltra Gearの省電復帰作業とUltra GearのFreesync絡みのグラボ側での再認識作業(FreesyncをUltra Gearで無効化してもビデオカード側でなにかしている模様)が競合して不具合が発生しているようだ。

Ultra Gear以外のモニター3台のうち1台はOMEN by HP 32というHPのゲーミングモニターだがこのモニターにはDPのホットプラグ関連の電源設定がある。そのほかの2台にはDP関連のオプション設定がない。そしてUltra Gear自体にもDP関連の設定がない。なので試しに、Ultra GearをDP接続し、他のDP関連のオプションがないモニター2台は1台は素直にHDMIケーブルで接続し、もう1台をDP+変換アダプターでDVI接続した。そしてDP関連の設定があるOmenをDP接続してみたところチカチカがおきなくなった!この組み合わせに気づくまでかなり時間がかかった。疲れた。 

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追記 

結局上記の接続方法でも極稀にUltra Gearが明滅をしだすとわかったので、OmenのDP接続をやめ、DPケーブルにHDMI2.0対応の変換アダプターを接続してHDMI接続に変更した。DP接続をUltra Gearのみにしておけば不具合はおきないし、さらにこの状態であればUltra GearのFreesyncをオンにしておいても明滅はおきない。 (手元にあったDP HDMI変換アダプターはFHD解像度までしか出力できないオンボロだったので新しく変換アダプターの書い直しになった。)

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ディスプレイポートの仕様としてDP接続をしているモニターの電源が切れてしまうとWIndowsがモニターを見失うという致命的な仕様かつ欠陥があるが、今回はそれが問題になってきたようだ。
しかしこの不具合に対応しているメーカーもあるらしく、EIZOはDPのホットプラグの不具合に対応したモニターを販売しているらしい。それとAsusとDellのモニターもDP接続周りの設定であるディープスリープモードに関する設定が変更できるらしい。今自分が使っているHPのOmenも一応ゲーミングモニターなのでDP関連の設定がある。しかしLGのモニターにはDPの設定は何もない。海外のサイトを適当に眺めていたがLGモニターのDP、Freesync絡みの不具合に文句を言っている人が結構いた。

Ultra Gearを購入する前もRTX2070+モニター4台というマルチディスプレイ環境にしていたがそのときはOmenをDP接続して、ほか3台をHDMI接続、DP+変換アダプターDVI接続、DP+変換アダプターHDMI接続で使っていた。DP接続で使っていたモニターは1台しかなかったのでこれでDP関連の不具合がおきることはなかったのだ。グラボメーカーもモニターメーカーも全てのビデオカードプラス複数の別メーカーのモニターを組み合わせて動作検証なんてしてないだろうし、できないだろうから仕方がないとは思うが、Ultra GearのFreesync ディスプレイポート絡みの不具合はどうにかしてもらえないかなとは思った。Ultra Gearをもう1台追加しようか迷っていたが、Ultra Gearを2台ディスプレイポート接続で運用したら間違いなく省電復帰後に電源チカチカが起きる。そうなるともう1台のUltra GearはHDMI接続をしなくてはいけなくなるがHDMI接続ではUltra Gearのリフレッシュレートは144hzになってしまう。フルスペックでモニターが使えないんじゃあ話にならない。

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ここからちょっとマルチモニター環境とそこで使えるアプリの話。モニター識別番号に依存したアプリケーションウィンドウ移動アプリはいくつか見かける、MMex やDual Monitor Tools、UltraMonなどがそれ。MMex以外は、3枚以上の枚数のモニター構成では自由にウィンドウ移動ができない。MMexのみ3枚以上でも移動先のモニター指定が細かくできるのだが、これも挙動が安定しない上に2016年で更新が止まっている。それとモニター枚数が3枚までであればWindows10の標準機能でもなんとかやっていけるかもしれない。WIndows10の標準機能は、デュアルモニターであればモニター識別番号1をもつモニターからモニター識別番号2をもつモニターへアプリケーションウィンドウを移動させることになり、トリプルモニターであればモニター識別番号1のモニターから、モニター識別番号2のモニターに移動するか、モニター識別番号3のモニターにプリケーションウィンドウを移動させることになる。モニター枚数が4枚になれば識別番号を持つモニターが4台になるが、こうなるとたとえばモニター識別番号1のモニターからモニター識別番号3のモニターへ一気に移動させることができない。5枚以上になればさらに悲惨なことになるだろう。3枚までであればなんとかやっていけるかもしれないというのはこれが理由。モニター枚数が4枚以上になるとWIndowsの標準機能では対応できない。いいアプリがあればそれを使いたいとは思うのだが、見つからない。見つからないからAHKでスクリプトを自作しないといけないという。いちいちモニター間でアプリケーションウィンドウを手動で動かしていたら時間がかかって仕方がないからこの類のことが自動でできるアプリは必須なのだが、そもそも4枚以上のモニター構成で作業をしてる人が少ないのだろう。関連アプリ開発も盛んではない。

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とまあ不具合と不具合解消法はこんなところです。不具合が確実におきるためモニターを変更するのが非常に億劫で古いモニターを使い続けてきたが、モニター変更したらやはり今回も嫌な目にあいました。


それとディスプレイポートのホットプラグ関連の不具合を解消する、MonitorKeeperというアプリがGithubで公開されていたがこれを使えばDP絡みの問題が解決する人もいるらしい。自分には効果がなかった。

MonitorKeeper
https://github.com/hunkydoryrepair/MonitorKeeper/releases

 

もう一つPersistentWindowsというのも見つけたがこちらはDP接続したモニターをWindowsが見失っても見失う直前にそのモニター上に開いていたアプリのウィンドウを再配置してくれるアプリでこれは確かに効果があった。しかしUltra Gear絡みの電源チカチカがおきるとWindowsエクスプローラーが同時に不具合を起こすことが何回かあったのでこれだけをつかって問題解決とはいかなかったが、DP接続でウィンドウ配置が無茶苦茶になることを防ぐのには使えるとは思う。

PersistentWindows

https://github.com/kangyu-california/PersistentWindows

 

あとはモニターのドライバーをアップデートしたら治ったとかビデオカードのドライバーをアップデートしたら治ったという報告もみかけた。それで治るのなら苦労はないが。あとは古いビデオカードだと対応ディスプレイポートバージョンを手動でアップデートしないといけない場合もあるそうで、こいつをインストールしてやるとディスプレイポート絡みの不具合が解消したという報告も見かけた。自分のビデオカードはアップデートする必要がないのでこれで問題解決とはいかなかったが。

NVIDIA GRAPHICS FIRMWARE UPDATE TOOL FOR DISPLAYPORT 1.3 AND 1.4 DISPLAYS

https://www.nvidia.com/en-us/drivers/nv-uefi-update-x64/ 


 

 

 

 



2022年3月6日日曜日

Elden Ringが急に起動しなくなったが動き出した

エルデンリングが急に起動しなくなった。Easy Anti Cheatのロードが終わったあとに真っ白な画面が表示されてそこでゲームが落ちる。

以下のページに解決策が書いてあるのでいくつか試した。

https://steamcommunity.com/groups/eldenringwontwork/discussions/0/3186864498795019467/

結果効果があったのはこれ

 Deleting everything inside of the %temp% folder

自分の場合は TMPフォルダのほうでこの中身を試しに全て別フォルダに移動したらElden Ringが起動した。SteamクライアントかElden Ringのゲームexeが残したTMPフォルダ内のデータが不具合を起こしていたのだろうか。よくわからないが。

しかし話題作なのに不具合が多いゲームだ。ゲームに関するパフォーマンス低下やらゲームが正常起動できないとか致命的だろう。ベセスダゲームを思い出す。

2022年2月28日月曜日

Elden RingのEasy Anti-Cheat が特定のマウス制御アプリを起動している場合にマウスの視点変更をラグらせる

2月25日にフロム・ソフトウェアから待望のElden Ringが発売されたので購入した。(amazonのおかげで実際に手元にSteam登録コードが届いたのは26日だが)。ダークソウル3の続編として期待していた。キャラメイクに数時間かけてやっとゲームをまともにはじめたのが27日だが、ゲームがひどくラグい。噂には聞いていたが尋常じゃないほどラグいのだ。

ビデオカードはRTX2070だしPCのスペックは問題ないはずなのだがマウスとキーボードでゲームをやっているときにマウスで視点変更をするとものすごくラグくなる。マウスを使って視点変更をしなければ問題がないがそれではゲームができない。原因がわからないので検索してみるといろいろと設定を変えれば改善されるとあったので、エルデンリング本体のグラフィック設定を低にしたりNvidiaビデオカードの設定やWindows10の設定などを変えたが改善せず。

原因から言うとこれはEasy Anti-Cheatのせいだった。毎回ゲームを終了するとEasy Anti-Cheatの警告ダイアログが表示される。そこに表示されるエラー文はこれ。

Easy Anti-Cheat

Untrusted System File (ここに問題となっているdllファイルのパスが入る)

ゲームプレイ中にマウス操作を制御するようなdllを使っているアプリは全てEasy Anti-Cheatに干渉されているようだった。自分が使っているマウス制御系のツールは MouseGestureL、かざぐるマウス、Claunch、MMExだ。これらは全てマウス挙動を制御するアプリで、どれもdllファイルを使っている。もちろんチートツールではない。マウスジェスチャや、マウスのショートカット割り当てなどをするだけのアプリだ。これらのアプリを起動したままElden Ringを起動し、マウス操作で視点変更するとラグる。これらのアプリを全て落としておけばラグは一切なくなった。

マウス制御系のアプリを使っている人はElden Ring起動中は落としておいたほうがいいと思う。しかし親切心からなのかしらんが、上記のアプリを起動していてもゲーム自体は遊ばせてくれる。マルチプレイでゲームをしていたが、ラグがおきても普通に遊べてしまう。そのせいでEasy Anti-Cheatのせいでラグが起きていると気づかなかった。チート監視をしたいのなら上記のツールが起動している場合はゲームを遊ばせないとか、少なくともゲームプレイ中にラグがおきますと警告文をだしてくれればいいものを。ラグの原因がわからないまま数時間もゲームをやってしまった。チートは一切しないのにこれでは迷惑な話だ。序盤の難敵ツリーガードと爛れた樹霊をマウス視点操作ほぼなしで倒すとかアホな縛りプレイをやってしまった。自分以外にもEasy Anti-Cheatが引き起こしているラグに気づかずにゲームを無理やりやっている人やSteamにマイナス評価を書き込んでいる人がいるかもしれないな。

 低に設定していたグラフィック設定は高に戻しておいた。高でも問題なく遊べる。というか低に設定しておくと別の問題が起きていて、フィールド上の敵が見えなくなるのだ。フィールド移動中に見えない敵から殴られて、そこで敵の存在に気づきロックオンしてなんとか戦える状態。完全に非表示になっているわけではなくて、敵データの読み込みが一時的に成功するようなときもあってそこで無理矢理にバックスタブを取っていた。それと霊馬トレントが消える。乗馬の姿勢で高速空中浮遊する操作キャラクターを見て、愕然とした。シリアスな世界観がぶち壊しである。一体どんな修行を積めばこんなことができるのだと。操作キャラ以外が消えるなんてのはゲームが真面目に遊べなくなるほどの問題だと思うが、Easy Anti-Cheatとグラフィック設定 低 のあわせ技でこうなっていたのか、問題の原因はよくわからないが、とりあえずグラフィック設定を中以上にしておけば敵が消えることはほとんどない。たまに読み込みが遅くて近づくまで敵が見えないことはあるが。それも大問題なんだが、これからなんとかしてほしいと思う。

前にEpicのフォートナイトで特定のアプリが弾かれてゲームが起動できなくなったことを思い出したがフロム・ソフトウェアのゲームでもこういうことが起きるとは思わなかった。PC版のダークソウル3はこういうチート監視ツールがなかったせいでチートで溢れていた。チート野郎に呪殺されるたびにクソチート野郎くたばれと思いながらダクソ3のオンラインプレイをやっていたものだ。その対策としてやったことなんだろうが、いきなりやらかした感がある。ゲーム自体は面白いのだが、それ以外の不具合のせいで評価を落としている。こういうことはこれからしっかりやってほしいものだ。 

 

2022年1月11日火曜日

Windows10では「Windowsキー+F15キー」ショートカットは 「Windowsキー+PrintScreenキー」ショートカットと同じだと知らなかった話

 自分のような状況になる人はまずいないとは思うがあまりにも不運な状況に陥ったので記事にしておく。

最近普段アクセスしないWindows10のフォルダーを見ていたら気づいた。C:\Users\ユーザー名\Picturesフォルダー内にScreenshotsというフォルダーが作成されており、中に無数の画像がpng形式で保存されているのだ。画像を見ると、すべて自分のPCのデスクトップをスクリーンショットした画像。画像は400枚あり、名前はスクリーンショット (1).pngからスクリーンショット (400).pngとなっている。恐怖である。画像の作成日時をみると1年前にスクリーンショットが取られ初めて、半年前に画像生成はストップしている。なのでだいたい半年間スクリーンショットが取られ続けていたことになる。自分が気付かないところで。これはウィルスにやられたのかと震えながら、「いやウィルス感染するようなことはしていないだろう」と考えながら必死になって原因を調べ始めた。原因がわからなければウィルス感染の可能性も考えOSのクリーンインストールをするしかないと覚悟を決めて。

そもそも自分はRaptureというフリーソフトを使ってスクリーンショットを取っているのでWindowsのスクリーンショット機能は一切使っていない。なのでWindowsのスクリーンショット機能については、「Windowsでスクリーンショット画像を見る方法→Printscreenキーをおして画面キャプチャーしWindowsのペイントを開いてCtrl+Vでキャプチャー画像を貼り付け。ここでようやくスクリーンショット画像が見れる」とかそんな雑な知識しかなかった。そのため「なぜスクリーンショット画像がペイントを通さずこんなに大量に保存されているのだ?ありえないだろ?」と思いながら調べてみるとWindowsというやつはWindowsキー+PrintScreenキーでデスクトップのスクリーンショットを前述のScreenshotsフォルダーに直接保存してくれるのだと知った。ということはWindowsキー+PrintScreenキーを間違って押し続けた結果の400枚のpng画像なんだな、、とは当然ならない。400回もこんな押しにくいキーコンビネーションのショートカットを誤爆するはずがないからだ。

色々調べるとWindows10ではWindowsキー + Fキー を押すとフィードバックHubとかいうマイクロソフトにWindowsの苦情を言うためのアプリが起動するが、そのアプリには起動するとデスクトップのスクリーンショットを勝手に撮影してくれる機能があると知った。WindowsキーとFキーはWindowsキー+PrintScreenキーよりは押しやすい。しかしこのキーコンビも400回も押すことは同じく考えられないし、フィードバックHubがキャプチャーした画像はCapture0.pngという名前になるし、その画像が保存されるフォルダーはC:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsFeedbackHub_8wekyb3d8bbwe\LocalState以下にあるフォルダーの中だ。

どうしても原因がわからないので、400枚のスクリーンショット画像を何度も見直してみた。画像の中で自分がしていたことになにか共通性はないかと考えると、何枚かの画像で同じようなことをしていることに気づいた。Autohotkeyスクリプトで何かをしているのだ。自分はAHKスクリプトファイルにNotepad++で編集を加えるたびにバックアップを取るようにしているのでスクリーンショットが取られ始めたころと取られなくなった頃のAHKファイルのバックアップを調べて気づいた。AHKでWindows+F15キーの組み合わせで発動するスクリプトを設定してからWindows10でスクリーンショットが取られ始めているのだ。スクリーンショットの画像をみると確かのそのキーに割り当てたAHKスクリプトが動いてるような感じがする。当然スクリーンショットが取られなくなったのはAHKでWindows+F15キーを使わなくなってからだ。

自分はF13からF24キーをLogicoolの多ボタンマウスG600に割り当てて使っている。F13からF24キーはたいていのアプリで未使用なので好き放題やれる。BlenderなんかはF13からのファンクションキーもショートカット割当可能だったりして色々使いみちがあるキーだ。なのでG600に割り当てたF15とキー自分はほぼ使っていないWindowsキーを修飾キーとして組み合わせて、Windowsキー+F15キーを押すとAHKスクリプトを動かすようにしていたのだが。このキーの組み合わせが何かをしているんだろうと考えたが、これで発動するショートカットがあるのか?どうせ振り出しに戻るんだろう、と考えながら検索してみるとこのページがヒットした。

https://social.msdn.microsoft.com/Forums/vstudio/en-US/cd0ad6b9-77a4-434d-8ed7-722ae21a39f1/keyboard-shortcuts?forum=vbgeneral

このページはマイクロソフトのVisual Studioのフォーラムのようだがこれはここに投稿された質問スレッドだ。この質問スレッドの作成者は「(Visual Studioでは?)ショートカット割り当てでF13キーからF24キーが使えるようだがそんなボタンはキーボードにないしなんのためにこの設定があるのか?」みたいな質問している。続けてF13以降のファンクションキーがあるキーボードのことを話してる人などがいて、その回答者に混じってWindowsで使える、WindowsキーとF13以降のファンクションキーのショートカットに言及している人がいるのだ。これがそのキーボードショートカットらしい。

Windows + F13: no function?
Windows + F14: no function?
Windows + F15: screenshot (equivalent to pressing Windows + Print Screen?)
Windows + F16: shut down PC
Windows + F17: no function?
Windows + F18: open Cortana in listening mode
Windows + F19: screenshot (equivalent to pressing Windows + Print Screen?)
Windows + F20: quick note
Windows + F21: open Settings
Windows + F22: choose projection mode
Windows + F23: no function?
Windows + F24: screenshot (equivalent to pressing Windows + Print Screen?)


この中のこれが問題のショートカットだ。
Windows + F15: screenshot (equivalent to pressing Windows + Print Screen?)
しっかりとWindows+F15はWindowsキー+PrintScreenと同じことをすると書いてある。まさかそんなはずはとWindowsキーとF15キーを押してみたがしっかりと前述のScreenshotsフォルダーにデスクトップのキャプチャー画像が保存されていた。

Windowsキーを修飾キーとして使って発動するWindows用のショートカットは案外数多くあるようで。自分はまったく使っていないが。このWindows用のショートカットというやつはAHKで別の動作を割り当ててもおかまいなしに動き出すことがかなりあるが今回はそれだった。Windowsキー+F15キーに割り当てたAHKスクリプトが動いていながら、Windowsのスクリーンショットショートカットもそのまま動いていたというそれだけの話。これが謎のスクリーンショット画像の原因だと問題は解決したのだった。。。

しかしWindows10用のプリントスクリーンのショートカットを調べても検索ヒットするのはPrintScreenキーとWindowsキーと通常のキーの組み合わせばかり。F15キーに言及してる人なんていない。Windowsキー+F15キーでこんなことができるなんて知りようもない。というかマイクロソフトもそんなショートカット用意しておくなよと。誰が使うんだと。とまあ運悪くWindowsキーとF15キーを組み合わせてAHKスクリプトを動かしていたから半年間もデスクトップ画像をキャプチャーされ続けていたわけだ。Screenshotsフォルダに無数のpng画像を見つけたときはウィルスにやられたのだと愕然としていたが。この原因がわからなければどうなっていたことか。クリーンインストールなんてしてしまったら元の環境に戻すまでまたさらに数日費やすことになっていたはずだ。