2013年8月31日土曜日
DonovanのYour Broken Heartの訳
Donovanはなんか癖があるフォーク、サイケフォークシンガーだ。彼の曲だとハーディ・ガーディ・マンが特に有名なんだろうけど、彼のアルバムをひと通り聞いてみて一番印象に残った曲はこの曲、Your Broken Heart。
日本公演のライブ盤LPがあってその中でDonovanがこの曲を演奏していた。
Live in japan 1973ってLP。CD化されてないからレアらしいがYoutubeを検索すりゃ全曲アップロードされてる。
歌詞は失恋して参ってる人が新しい恋を探してもがいてる感じの内容。
Live in Japanバージョン
You may ask a million wise men
You may search a thousand books
You may seek friend's consolation
And their sympathetic looks
百万の賢人に尋ねても
千冊 本を読み漁ってみても
友達に慰めや、同情的な面持ちを求めても
They can't tell you what to do
They ain't got no words for you
Only you know what to do with your broken heart
彼らには君にどうしろとは言えないんだ
彼らには君に掛ける言葉もないんだ
君の壊れてしまった心をどうすべきかは君にしか分からないんだ
All around you life has fallen
You watch the pieces scatter fast
Your lover heeds another calling
Now you're living in the past
君の周りで 世界が崩れてしまった
君はその世界の欠片が素早く飛び散るのを見ているだけ
君の恋人は新たな出会いを待っているんだ
なのに君は過去に生きている
They can't tell you what to do
They ain't got no words for you
Only you know what to do with your broken heart.
Secret cowboy in the canyon
Four wheel driving stallion
Country music in his fingers
Another girl within his heart
渓谷にいる神秘的なカウボーイ
四輪馬車を引き走る馬
彼が奏でるカントリーミュージック
彼の心の中には新しい少女がいる
He can't tell you what to do
He ain't got no words for you
Only you know what to do with your broken hear
彼は君にどうしろとは言えない
彼には君に言うべき言葉はない
君の壊れてしまった心をどうすべきかは君にしか分からないんだ
2013年8月27日火曜日
JellyfishのJoining A Fan Clubの訳
JellyfishのJoining A Fan Clubの訳
実にややこしい歌詞だ。
このバンドは曲の構成もややこしいが歌詞もややこしい。
ロックスターとそのファンとの関係を聖職者と信者の関係に見立てた歌詞、だと思う。
She turned the night light on and blew him a kiss
He stared back through his green Crayola eyes
She traced his likeness from off the back of a disc
Next to the boxtop promise of the biggest prize
彼女は常夜灯を付けて彼に投げキッスをした
彼はクレヨンの緑色の目で見つめ返してくる
彼女は音楽を聞きながら彼のことを思い浮かべる
そして彼のレコードの隣には最高の懸賞がもらえるボックストップ(※注)がある
Joining a fan club with my friends
Filling our bathtubs with T-shirts and 8 x 10's
He looks so dreamy, I'm in love from afar
When I'm pickin' up a fallen star
僕の友達と一緒にファンクラブに入ろう
バスタブをTシャツと彼の写真でいっぱいにするんだ
彼はとても素敵 遠くにいたって恋をしてしまう
落ちぶれた彼を見つけた時にそうなってしまった
Downstairs the late show's blastin' 'Age of the rock'
Greedy monks playin' last Sunday at the Milky Way
Mom's writing checks to the minister in the corner
Singing, 'Dig Down Deep'
'Cause if you wanna go to Heaven all you gotta do is pay to pray
下の階では深夜番組が"エイジオブロック"(ロックの時代 or 岩石の年齢)を流してる
強欲な僧侶達がこの前の日曜に天の川で演奏している
母親たちは隅にいる牧師に"ディグダウンディープ"(深く掘れ)を歌いながら小切手を切っている
だって天国に行きたいなら金を払って祈らないといけないから
Joining a fan club with my pen
Filling my bathtub with holy water and amens
He looks so dreamy, I'm in love from afar
When I'm pickin' up a fallen star
ペンを片手にファンクラブに入ろう
聖水と"アーメン"でバスタブを満たすんだ
彼はとても素敵 遠くから見つめているだけでも恋に落ちてしまう
落ちぶれた彼を見つけた時にそうなってしまった
Shake that woody, shake it for me, St. Pinocchio
You've paid your money, now watch that money grow
木の鼻を私のために揺らして 聖人ピノキオさん
貴方はお金を払ったのだから そのお金が増えるのを見つめていればいい
Joining a fan club, best be warned
He turns me on when he wears that lampshade crown of thorns
We'd be so dreamy, sharing his black caviar
While I'm pickin' up a fallen star
ファンクラブに入ろう でも注意して
彼がギザギザのランプシェードの冠を被ったら興奮してしまうよ
彼のブラックキャビアを一緒に食べながら 二人はとても素敵な気持ちになるんだ
堕ちた星を見つけた時にそうなってしまったんだ
Joining a fan club is a big mistake
I still get heartburn when I think about all of the stamps I ate
I wished I'd loved him, before fate crashed his car
Say a prayer for the fallen star
ファンクラブに入ったことは大きな過ちだった
今まで払ってきたお金を考えると気分が悪くなる
彼が落ちぶれる前に彼を好きになっていればよかったなと思ったこともある
落ちぶれた彼に祈りを捧げましょう
※注 ボックストップってのは要するに森永チョコボールの金のエンゼル銀のエンゼルみたいなもので、商品箱(or 袋)の上の方についてるボックストップ=応募券を切り取って送るとノベルティがもらえるもの。
補足地獄
She traced his likeness from off the back of a disc
ディスクの裏側から彼の顔を辿っていく、ってのは彼のレコードを聞いて彼を思ってうっとりするってことだろうけど、そのまま訳すとわけわからんから意訳。
Joining a fan club with my friends
Filling our bathtubs with teeshirts and 8 x 10's
He looks so dreamy, I'm in love from afar
When I'm pickin' up a fallen star
8 x 10はアイドルの写真のこと。単位はインチ。
横 8 x 2.54 = 20.32cm 、縦 10 x 2.54 = 25.40cmサイズの写真。でかい。
fallen star ってのは落下した隕石と落ちぶれたスターって意味がある。この曲だと両方の意味が生かされた感じに言葉選びがされている。
Shake that woody, shake it for me, St. Pinocchio
You've paid your money, now watch that money grow
ここのwoodyは木製の~という形容詞としての意味と、勃起したペニスって意味がある。
st=saint=聖職者のピノキオが勃起したちんこをぶらぶらさせているという意味にもなる。money growのgrowってのも勃起にかかってるかも。
Joining a fan club, best be warned
He turns me on when he wears that lampshade crown of thorns
We'd be so dreamy, sharing his black caviar
While I'm pickin' up a fallen star
woodyときて turn on = 性的に興奮する なんて言葉がでてきて、このへんの意味もつながってきてる。lampshade crown of thornsってのは直訳すると茨のランプシェード冠ってことになるが、キリストの茨の冠つながりだと思う。彼の黒いキャビアってのがなんだかわからないけど性的な意味なのかも。
Joining a fan club is a big mistake
I still get heartburn when I think about all of the stamps I ate
んで最後にファンクラブに入ったことは失敗だったとなる。
ここの
I still get heartburn when I think about all of the stamps I ate
自分が食べてきたスタンプの数を考えると胸焼けがする、ってことになるが。何かを浪費してきてこうなったのか。自分の好きなロックスターに散財してきたことの隠喩?
追記 2022,0905
コメントから指摘を頂いたので解説に加筆 。Stampは切手を意味し、ファンクラブ活動などで膨大な手紙のやり取りをしてきたことを意味していると思われる。切手の糊を舐めて溶かし便箋に貼り付けることをStampを食べたと表現しているのだろう。食べてきた切手のことを考えると胃もたれがすると表現しているが、切手を食べ物のように表現している。
I wished I'd loved him, before fate crashed his car
ここが
運命が彼の車を潰す前に彼にを好きになっていたらよかったと思った。
となるけど、交通事故かなんかで怪我かなんかをして落ちぶれる前の彼を空きになっていればよかった、みたいな意味かと。
この歌詞、まだまだ色んな意味があるかもしれない。自分の解釈があってるとも言えない。難しいです。
2013年8月24日土曜日
Jesus and Mary Chainの I Hate Rock 'n' Rollと I Love Rock 'n' Rollを訳
前者が1995年の5月にブランコ・イ・ネグロ・レコーズがから
後者が1998年の5月にクリエイション・レコーズから発表されている。
後者は前者のリメイクになっている。
自分はI hate~のほうが好き。後者は綺麗にまとまりすぎている。歌詞の内容も前者のほうがいい。この投げやりな感じがいい。ロックっていうと、なにかと定型句が多用されるイメージがある。No Music,No Lifeとか。なにかにつけてロケンロー連呼する内田裕也とか。I Love Rock 'n' Rollなんかも定型句じゃないか?Tシャツなんかにプリントされまくってんじゃないかこれ。あとほら、「この映画はロックだ!」みたいな、形容詞的に"ロック"という言葉を多用する人間とかさ。こういう人間や、ロックの型にはまった、暑苦しい、うざったい感じを、エレキギターをシャカシャカと鉄のピックで気怠く掻きむしり耳障りなノイズを垂れ流しながら、「つーかさ、お前らうざいから?」、って一言で否定する感じがスカッとする。「ただ音楽聞いてるだけで偉そうにしやがってよ。黙れよ糞野郎」って突き放してくる感じが。お客さんいなくなっちゃうよそれじゃ、って思うけど、いいじゃんかっこいじゃん逆に、ってなる。歌詞もそうだが曲もなんか投げっぱなしジャーマン的な、トリップしてそのままギター弾いて音ダダ漏れな感じがいい。(Velvet UndergroundのEuropean SonやSister Rayを要約したような感じというかなんというか。。)ジザメリは所謂シューゲイザーバンドだけど、この曲はシューゲっぽくなくて、でもスタンダードなロックとも言い切れない、この中途半端さがたまらない。
ちなみにI love~のほうは彼らの最後のシングル曲になったわけだが、このバンドはロックを馬鹿にしたような曲を出しておいて、最後の最後にでもロックンロール、俺はお前のこと愛してるぜ!って解散してったことになるわけだ。なんか絵になる感じはする。まあ最後にI hate~のほうがきてロックうぜえ、もう嫌だって解散するのもありだとは思うしそのっちのほうが人間臭くてよかったんじゃないかとは個人的には思う。
I Hate Rock 'n' Roll
I love rock 'n' roll
And all these people with no where to go
I love rock 'n' roll
And all these people with nothing to show
俺はロックンロールが好きだ
それと行き場のないこいつらも
俺はロックンロールが好きだ
それと何も誇れるようなものがないこいつらも
I love the BBC
I love it when they're pissin' on me
And I love MTV
I love it when they're shittin' on me
俺はBBCが好きだ
聞いてるとイラつくから好きなんだ
俺はMTVが好きだ
聞いてるとムカつくから好きなんだ
I hate rock 'n' roll
And all these people with nothing to show
I hate rock 'n' roll
I hate it cause its fucks with my soul
俺はロックンロールが大嫌いだ
それと何も誇れるようなものがないこいつらも
俺はロックンロールが大嫌いだ
聞いてると魂が腐っちまうから嫌いなんだ
Rock 'n' roll hates me
I hate you rock 'n' roll
I hate (rock 'n' roll hates me)
俺はロックンロールに嫌われてるんだ
俺だってロックンロールなんて嫌いだ
俺はロックンロールが嫌いだしロックンロールも俺を嫌ってんだよ
補足
I love the BBC
I love it when they're pissin' on me
And I love MTV
I love it when they're shittin' on me
ってとこのpissとshitは当然直訳するなら小便と糞になるわけだけど、このへんの言葉を持ってきて苛立ちを表現する感じがいい。
I Love Rock 'n' Roll
I had trouble but I found my star
I found myself an electric guitar
Well I was some kind of messed up kid
Now look what you did
Look what you did
You made me, yeah
You make me, yeah
俺はトラブルを抱え込んでいたんだが 星を見つけたんだ
エレキギターを見つけたんだよ
俺はある種の駄目な糞ガキだったんだけど
アンタがしたことを見てみろよ
見てみろって
アンタのお陰で今の俺がいるんだ
アンタのお陰で今の俺があるんだよ
Well I'm not preaching or making a case
I'm not trying to make the world a better place
Well I ain't evil, but I ain't good
I did what I could
I did what I could
To save me, yeah
To save me, yeah
俺は説教しようなんて思っちゃいないし、ああだこうだ話すつもりもない
俺は世界を良くしようなんて思っちゃいないんだ
俺は悪じゃないが善でもない
俺は自分ができることをしてきただけだ
俺は自分ができることをしてきただけだ
自分を救うためにな
自分を救うためにできることをしてきただけなんだ
I love rock'n'roll
I love what I'm doing
I need rock'n'roll
Gets me where I'm going
俺はロックンロールが好きだ
俺は今自分がやってることを愛している
俺にはロックンロールが必要なんだ
こいつがあるからやっていける
Don't need money if you've got soul
And it don't matter if you're young or you're old
Well I don't worry what the people say
They say what they say
I go my own way
But that's me, yeah
It suits me, yeah
魂があれば金なんていらないんだ
お前が若いか老けてるかなんてどうだっていいんだ
他人がとやかく言おうが気になんてしちゃいない
喋らせておけばいい
俺は俺のやり方でいくさ
その方が自分にあってる
I love rock'n'roll
I love what I'm doing
I love rock'n'roll
Gets me where I'm going
俺はロックンロールが好きだ
俺は今自分がやってることを愛している
俺にはロックンロールが必要なんだ
こいつがあるからやっていける
Don't need anyone
Don't need anything
Don't need anybody
I need rock'n'roll
誰も必要ない
何も要らない
誰も要らない
俺にはロックンロールが必要なんだ
2013年8月23日金曜日
BuzzcocksのI Don't MindとEver Fallen in Love (With Someone You Shouldn't've)の和訳
Buzzcocksの2曲の歌詞を和訳。パンク御三家といえばSex Pistols、DamnedときてClash。でもあいにく自分はこの御三家が大好きとは言えない。パンクという文化は、ファッションだとマルコム・マクラレンだとかヴィヴィアンウェストウッドだとか、思想面だと(思想といえるのかどうかw)ロイヤル批判とか無政府主義とか、なんかカッコイイとは思うのだが、御三家がそこまで好きじゃないのであのパンクの世界観に没頭してはいけないと感じてしまう。
そんな自分がどうにかかんとか初期のUKパンク好きを自称できるのはBuzzcocksがいるから。このバンドの有名曲はどれもポップでメロディアスだ。いわゆる反体制デカダンスの硬派な(?)パンクロックなイメージとかけ離れてるし、年代的にもUKパンクロックの第一世代からは少し外れてしまう。Buzzcocksが演奏する曲の音の感じは、いわゆる荒々しいガレージ・パンクな王道パンクスの連中のそれよりも、同時代にアメリカで活躍してたCheap TrickやThe Knockなんかのメロディアスで耳障り滑らか~なパワーポップな連中が演奏していた曲のそれに近い。(Pretendersなんかもこの感じのパンクバンドだ。)まあ硬派なパンクスからは、それパンクじゃねえから扱いされそうなバンドだってことです。でもこのバンドが好きなら初期パン好きな私、ということでいいですよねッ?!
とまあ時代は流れ、後にパンクはアンダーグラウンドで先鋭化していってそこからブライアン・イーノのNo New York連中や日本のFrictionなんかがでてきて更に更にWireやPILやTalking HeadsといったPost Punk ~ New Waveカルチャーへとつながっていくわけだけど、自分の中ではここからの流れ(No New Yorkから)が本物のパンクになっちゃってて。Pistols、Damned、Clash、彼らの曲を聞いてみても、そこにパンクに必須要素のあの荒々しさはあったとしても、曲が中途半端にメロディアスなせいで乗れないという。わかりやすく言うと、ボクは御三家を聞いていても「Death! Death! Death!あの娘にDeath!お前にDeath!」みたいことを呟きながらヘッドバンギングして太陽系宇宙トリップできないということです。Buzzcocksなんかセントジェームスを着た加藤紀子かカジヒデキみたいなツラしたギターポップ小僧が代々木公園かなんかで「アハハハハ、こいつぅ!」ってな笑顔でリッツパーティーでもしながら聞くような爽やかなバンドだし。。(完全にポップバンドな方向に向かってくれていたからこそ好きなだけど。)ContortionsやFrictionくらいまで潔くメロディを削ってくれるとパンクだなと感じる。と、
話が脱線し過ぎました。なんかBuzzcocksは駄目みたいな感じになってしまったけど大好きなバンドです。
そんでは訳した曲の解説をちょこっと。
Ever fallen in loveのほうはGuys & Dollsとかいうギャンブラーと伝道所の娘との恋話を描いたドラマの
"Have you ever fallen in love with someone you shouldn't have"
��君は恋をしてはいけない相手に惚れたことはあるかい?)
という台詞から着想を得て作られた曲らしい。そしてEver fallen in loveの発表日は1978年の9月8日でI don't mindのほうは1978年4月14日。
肝心の歌詞の内容だが、両方の曲の歌詞をみてみるとI don't mindのほうがギャンブラー要素は強い。
I Don't Mind
Reality's a dream
A game in which I seem
To never find out just what I am
I don't know if I'm an actor or ham
A shamen or sham
But if you don't mind
I don't mind
現実は夢
自分が何者なのか絶対にわからないようなゲームだ
自分が役者なのか、下手な役者なのか
祈祷師なのかペテン師なのかわからないんだ
でも君が気にしないというなら
僕も気にしないよ
I'm lost without a clue
So how can I undo
The tangle of these webs I keep weaving
I don't know if I should be believing
Deceptive perceiving
But if you don't mind
I don't mind
完全に迷ってしまった
自分が紡ぎ続けているこんがらがったこの網を
どうやったらほどくことができるんだ
この当てにならない感覚を信じるべきかどうか僕にはわからない
でも君が気にしないなら
僕も気にしないよ
I used to bet that you didn't care
But gambling never got me anywhere
Each time I used to feel so sure
Something about you made me doubt you more
君は絶対に気にしないと賭けていたんだが
僕にとっては賭け事なんてなんにもならなかったんだ
僕が確信を持つといつだって
君の中にある何かのせいで君をますます疑うことになってしまった
How can you convince me
When everything I see
Just makes me feel you're putting me down
And if it's true this pathetic clown'll
Keep hanging around
That's if you don't mind
I don't mind
君が何をしたって君は僕を落ち込ませようとしていると感じてしまう時に
どうやって君は僕を納得させるつもりなんだ
もしこれが事実だったとしたら この哀れな道化師は
君がそれでいいと思うなら僕もそれでいいと思い続けるさ
I used to bet that you didn't care
But gambling never got me anywhere
Each time I used to be so sure
Something about you made me doubt you more
君は絶対に気にしないと賭けていたんだが
僕にとっては賭け事なんてなんにもならなかったんだ
僕が確信を持つといつだって
君の中にある何かのせいで君をますます疑うことになってしまった
I even think you hate me when you call me on the phone
And sometimes when we go out I wish I'd stayed at home
And when I'm dreaming or just lying in my bed
I think you've got it in for me
Is it all in my head is it in my head
君と電話をしてる時だって、君は僕のことが嫌いなんだろうなと考えてしまう
たまに君と一緒に出かけてみても 家にいればよかったなと思ってしまう
眠っている時やただベッドに寝転がっている時だって
君が僕に嫌がらせをしていると考えてしまう
これは僕の妄想なんだろうか
How can you convince me
When everything I see
Just makes me feel you're putting me down
And if it's true this pathetic clown'll
Keep hanging around
That's if you don't mind
I don't mind
I don't mind
補足
この曲の歌詞は冒頭で
A game in which I seem
To never find out just what I am
と言った風に、ゲームという単語がでてくる。更に
I used to bet that you didn't care
But gambling never got me anywhere
と、ベッティングのbet(~に確信を持っている)という単語とgamblingという単語が出てくる。このへんは意味のつながりがある。
あと
I don't know if I'm an actor or ham
A shamen or sham
このへんは英語だと綺麗に韻を踏んでいる。使われている単語の意味も似通っていて綺麗にまとまっている。ただ日本語に訳すとここのニュアンスは失われてしまう。。
hanging around ~の周辺をウロウロする
get it in for ~に悪意を抱く、嫌がらせをするつもりである
Ever Fallen in Love (With Someone You Shouldn't've)
You spurn my natural emotions
You make me feel I'm dirt
And I'm hurt
And if I start a commotion
I run the risk of losing you
And that's worse
君は僕の自然な感情を拒絶する
君を見てると自分が汚れているように思える
だから心が痛む
だからもしも僕が君を好きになってしまうと
君を失うリスクを犯していることになるんだ
そんなのって最悪だ
Ever fallen in love with someone?
Ever fallen in love?
In love with someone
Ever fallen in love? (Love…)
In love with someone
You shouldn't've fallen in love with
誰かに恋をしたことはあるかい?
誰かに恋をしたことはあるかい?
恋をしてはいけない相手に恋してしまったことはあるかい?
I can't see much of a future
Unless we find out what's to blame
What a shame
And we won't be together much longer
Unless we realize that we are the same
僕は先が見えない
僕達にとって何が問題なのか分かるまでは
なんてこった
僕らはこれ以上一緒にいることはできなくなってしまうよ
僕らが同じような状況にいることを僕らが理解しない限りは
Ever fallen in love with someone?
Ever fallen in love?
In love with someone
Ever fallen in love? (Love…)
In love with someone
You shouldn't've fallen in love with
You disturb my natural emotions
You make me feel I'm dirt
And I'm hurt
And if I start a commotion
I'll only end up losing you
And that's worse
君は僕の自然な感情を妨げる
君を見てると自分が汚れていると思えてしまう
だから心が痛むんだよ
それにもし君を好きになってしまうと
君を失うことになってしまうだけなんだ
そんなのって最悪だよ
Ever fallen in love with someone?
Ever fallen in love?
In love with someone
Ever fallen in love? (Love…)
In love with someone
You shouldn't've fallen in love with
2013年8月21日水曜日
ブルーハーツの青空
"生まれた所や皮膚や目の色でいったいこの僕の何がわかるというのだろう"
というフレーズが特に好きです。
話は変わりますが
ある熱烈なブルーハーツファンが
「AKB48なんて聞いてる奴はださい。あんなものを聞いてるなんて頭が悪い。」
といっていた。
ある熱烈なブルーハーツファンが
「某国の人間はみんな悪人だ。日本のためにやつらを皆殺しにしよう!」
といっていた。
なんか違うなと思った夏の日。
2013年8月19日月曜日
HEAT WAVE - THE WHO と Martha Reeves & The Vandellas の訳
あとHeat Waveという単語は訳してないけど、熱波とか熱線とかそういう意味。英語のままのほうがかっこいいのでそのまま。
Heat wave
Heat wave
Whenever I'm with you
Something inside
Starts to burn deep
And my heart's filled with fire
Could be that I'm very sentimental
Or is this just the way love's supposed to be?
君と一緒にいるといつも
僕の中で何かが激しく燃え始めるんだ
そして僕の心は炎で満たされる
これって僕が感傷的になりすぎているのか?
それとも愛ってやつはこういうものなのか?
I got a heat wave
Burning in my heart
I can't keep from crying
Tearing me apart
僕の心が燃えている
涙が止まらない
引き裂かれるような気分だ
Sometimes she calls my name
Yeah, yeah, yeah, I can't explain
I feel, yeah I feel
I feel this burning flame
This high blood pressure's got a hold on me
'Cause this is the way love's supposed to be
彼女が時々僕の名前を呼ぶんだが
ああ、説明できないよ
感じるんだ
この燃え盛る炎を
この轟く血流が僕を掴んで離さない
だってこれが愛ってもんだから
Just give me another chance
This could be a new romance
もう一度チャンスをくれ
これは新しい恋の始まりかもしれない
Heat wave
Heat wave
Heat wave
Heat wave
Whenever I'm with him
Something inside
Starts to burnin'
And I'm filled with desire
Could it be a devil in me
Or is this the way love's supposed to be
彼と一緒にいるといつも
私の中にある何かが
燃え始めるの
そして私は渇望するの
これって私の中に悪魔がいるってことなの?
それとも愛ってこういうものなのかしら?
Just like a heatwave
Burning in my heart
I can't keep from cryin'
It's tearing me apart
それはまるでヒートウェイブのよう
私の心のなかで燃えている
その炎は止められない
それが私を引き裂くの
Whenever he calls my name
Soft, Low, sweet and plain
I feel, right then, I feel that burning flame
Has my blood pressure got a hold on me
Or is this the way love's supposed to be
彼が私の名前を呼ぶときいつも
優しく、低くて甘い声で、はっきりと呼ぶとき
丁度その時、あの燃え盛る炎を感じるの
私の血圧が高すぎてこうなっているの?
それとも愛ってこういうものなの?
Sometimes I stare in space,
tear's all over my face
I can't explain it, don't understand it
I ain't never felt like this before
Now that funny feelin' has me amazed
I don't know what to do, my head's in a haze
It's like a heat wave
時々空を見つめていると
顔中が涙で濡れているの
なぜなのか説明はできないし 自分でもわからない
こんな思いをしたことは一度もないの
今、あのおかしな感情に私自身が驚いているの
どうしたらいいのかわからない 頭がぼーっとしているの
まるでヒートウェイブのよう
But it's all right , girl
Go ahead , girl
Well, it's all right, girl
Ain't nothing but love, girl
でも大丈夫よ
前に進むのよ
大丈夫
これが恋なんだから
Don't pass up this chance
It sounds like a new romance
このチャンスを逃しては駄目
新しい恋の予感がするのよ
ついでにSupremesのバージョン
Linda Ronstadtのバージョン
2013年8月13日火曜日
Trashcan Sinatras - Obscurity Knocksの和訳
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2023_1130 追記
Trashcan SinatrasのCakeリマスター版が発売されたが、Cakeリマスター版の日本版アナログレコードに付属するライナーノーツには自分が書いたObscurity Knocks日本語訳と その解説が掲載されている。Trashcan Sinatrasの本 "Perfect Reminder"の著者であるCraig McAllister氏に助言を頂いた上で、このブログ記事を書き直したものがライナーノーツ掲載分の訳詞解説になっているが、今まで見落としていたところを新たに書き加えたりもしているため今度の訳詞解説はかなり正確なものになっていると思う。ライナーノーツには更にCraig McAllister氏のCake解説が掲載されているがそちらの日本語訳も自分が担当。こちらの解説も面白い内容になっているのでレコードを手にされた方はぜひ読んでみてください。
近々このブログ記事もライナーノーツの内容を踏まえたものに書き直す予定だが、日本版アナログレコードを買っていただいた方に悪い気がするのでちょっと期間を置いてから直す予定。
さらにCakeリマスター盤はイギリスチャートではなんとトップ10にランクインしたとかで騒ぎになっているようだが売れ行きは好調とのこと。よかった。
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2023_1223 追記
リマスター版のライナーノーツに記載したObscurity Knocksの解説を掲載しておきます。以前書いたブログ記事を変更した部分もあるため見比べてもらうためにも古い記事はそのまま残しておきます。歌詞の和訳は変更がないので古い記事に記載されているものを参照してください。
以下ライナーノーツに掲載されたObscurity Knocksの解説
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Trashcan SinatrasのCakeリマスター盤が発売されるということで、日本限定企画で名曲Obscurity Knocksの和訳をつけましょうとお声をかけていただきました。こちらは2013年8月に私が書いたブログ記事をTrashcan Sinatrasに詳しいCraig McAllisterさん監修のもとに当時のこぼれ話などを追加し書き直したものになります。Trashcan Sinatrasの名曲Obscurity Knocksですが、この曲タイトルはOpportunity Knocksという慣用句をもじったタイトルになっています。Opportunity Knocksの意味はチャンスが訪れるという意味ですが、Obscurity Knocksとなると不明瞭、無名の人がドアをノックするという意味になります。ちなみに同時期に発売された彼らの曲にはWho's He?というものもありますが、こちらはWho's Whoをもじったタイトルになっています。Who's Whoの意味は著名人達の略歴が記載されている紳士録という意味ですが、それをWho's He?= あいつは誰だ?と無名の人間を表す表現へと言い換えているわけです。Obscurity Knocksはそういった自虐交じりの言葉遊びから生まれた曲名ということになりますね。
それとOpportunity Knocksというイギリスのテレビ、ラジオで放送されていたオーディション番組が存在しており、その番組のことも念頭にいれてつけられた曲タイトルであることは間違いないでしょう。この番組からチャンスを掴み世に羽ばたいていった人達とは対象的な自分達の現状を言い表した言葉がObscurity Knocksであると解釈することもできると思います。
(ちなみのこの番組は一般人参加型のオーディション番組ではありますが、審査員は存在せず、視聴者が参加者を評価するシステムだったためオーディションに参加していた歌う犬が人間よりも評価されることなんてこともあったようです。)
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この歌詞は慣用句をもじった表現があったり、時間に関連した単語が多く使われていたりし
ます。以下は歌詞の解説です。
a dead stupid name はすごくマヌケな名前という意味です。
バンドメンバーのPaul Livingston曰く、U2のBonoのことを想定してこの言葉を使ったそうです。この曲が書かれた頃U2はすごく売れているバンドでした。スコットランド出身の彼らがアイルランド出身のU2をそういう風に見ていたと考えると面白い話ではあります。
Years of learning, I must be a veteran Of ‘Oh I like your poetry but I hate your poems’
これはバンドが経験したことから着想を得て書かれたフレーズということです。レコード会社と契約を結ぼうと頑張っていた時に、「君たちのことは人として好きだ。君らは面白いしデモテープ付きの紹介文も興味深いものだった。でも君たちの曲は好きじゃないんだよね。」(we really like you as people. you’re funny, your covering letter with the demo tape wasengaging, but we just don’t like the songs.)とレコード会社の人間に言われたことから着想を得て書かれた歌詞ということです。当時バンドメンバーはデビューをするには年を取りすぎていたために契約を結ぼうとする人たちがいなかったらしいです。曲中で歌の主人公は21歳になったと歌っていますが、そういう経緯を考えるとこの曲は若くしてスタートにすら立てない現状に焦っているTrashcan Sinatras自身のことを歌っていると解釈できると思います。
歌詞の中にでてくるBlind Man's Bluffとは目隠しをした鬼が逃げ回る他の参加者を捕まえる鬼ごっこの亜種です。Bluffは日本でも使われてる通り、ブラフ=虚勢、ハッタリみたいな意味です。歌詞の主人公は先の見通しが立たないまま何かをつかもうともがいている状況にい
るにもかかわらず、学ぶべきことはあると知りつつもベテランになったつもりで他人の詩を批評をするようなことをしています。Blind Man's Bluffはこの歌の主人公のやっていることを的確に表現しているフレーズですね。
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以下英単語や言い回しの凝ったフレーズの解説です。
snug as a thug in a mugshot poseという表現はsnug as a bug in a rugという「ぬくぬくと居心地がいい」という意味の慣用表現を言い換えたものだと思います。
bug(虫)をthug(悪党)、rug(敷物)をmugshot pose(犯罪容疑者を撮影した写真)と言い換えた表現になっています。直後にa foul-mouthed rogue(クチの悪い不良)と似たような単語が続きます。意味合いとしては写真の中央に陣取れるほど人気はなくその隅が居心地良く感じるくらいに地味な人間だったという意味でしょう。地味だけれどどうにかして一目置かれる存在になろうと悪ぶって虚勢を張っていた感じが伝わってきます。
get one's just reward
当然の報いを受ける、罰を受けるという意味ですが、rewardsは報酬とも解釈できます。歌の主人公はここでも皮肉交じりに自身の行く末を語っているようです。
I've turned 21, I twist, I'm bust and wrong again
これはカードゲームのポンツーン(イギリス版ブラックジャック)をもじった表現です。このゲームのルールでは手札で勝負する場合はStickを選び、手札に別のカードを追加する場合Twistを選ぶわけですが、この歌の主人公の年齢=手札は21でゲームのルールでは一番強い手にも関わらず、Twistし手札の合計値が22以上になりBust(バスト)してるわけです。21歳になった主人公は一番強い手札を持ちながらそのまま年を取りバストしていきそうな現状を嘆いていると解釈できると思います。
Rubbing shoulders with the sheets ‘til two Looking at my watch and I'm half-past caring
Rubbing shoulders with = ~と付き合う、という意味です。シーツと付き合っているということは眠っていると解釈できます。最後のhalf-past caringはどうでもよくなるという意味です。halfという単語も時間絡みの単語です。
In the lap of luxury
この表現は贅沢な暮らしを送るという意味です。曲中では昼の2時まで眠り続けているような自堕落な生活を皮肉る意味で使われています。
Am I a lap behind? = 自分たちは周回遅れなんじゃないか?
この表現は流行りについていけずレコード会社とも契約が取れない状況を嘆いていると解釈できると思います。
And the calendar's cluttered with days that are numbered
somebody’s/something’s days are numberedという言い回しがありますが、主語となるものが長くは存在できないという意味になります。歌詞の意味は人生という名のカレンダーに書かれた日付はもう数えるほどしか無いという意味になるでしょう。
I'm knee deep in numbers
I've turned 21
the first quarter of life
これらの表現は全て主人公の年齢を表現していると思われます。体を四分割すると膝辺りがFirst quarterになるためそのあたりがちょうど21歳と解釈できますし、寿命80年あたりを想定すればその四分の一は21歳前後でしょう。
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ここから元々のブログ記事
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Trashcan Sinatras - Obscurity Knocksの和訳
超いい曲なんですよこれ。とにかくこれが好きで何度も何度も繰り返し聴いてきてる。
歌詞もいいじゃないですか。ありきたりなラブソングとかと違って。
Obscurity=不明瞭なもの、無名の人がKnockする
若人の焦りみたいな内容ですね。Opportunity Knocksとい慣用句があるが、それはチャンスが訪れる、という意味。チャンスすら訪れず悶々としている歌の主人公の状況を表しているのでしょう。
always at the foot of the photograph that’s me there
snug as a thug in a mugshot pose, a foul-mouthed rogue
owner of this corner and not much more
いつも写真の隅っこに写ってる それが俺さ
犯罪者が写真に写ってるみたいなポーズを決めた大悪党
口の悪い悪ガキさ
隅っこにいて目立たない その程度の存在
still these days i’m better placed to get my just rewards
i’ll pound out a tune and very soon
i’ll have too much to say and a dead stupid name
でももうそろそろ良い思いをしてもいいころなんじゃないかって最近思ってるんだ
これから曲を演奏して すぐにでも
語り尽くせないほどたくさんのことがおきて すごくマヌケな名前なんかを持つようになるのさ
though i ought to be learning i feel like a veteran
of “oh i like your poetry but I hate your poems”
俺はまだまだ学ばないといけないけど
「君のポエトリーは好きだ。でも君のポエムは嫌いだ。」
なんてことを言うようなベテランにでもなった気分なんだよ。
calendars crumble i’m knee deep in numbers
i’ve turned 21, i’ve twist, i’m bust and wrong again
カレンダーはボロボロだ
俺は数字の中に膝まで浸かっている
もう21歳になってしまった それでもまだ
俺はねじ曲がっていて 全くどうにもならない状況だ
rubbing shoulders with the sheets till two
looking at my watch and i’m half-past caring
2時まで眠りこけて それから腕時計を覗きこむが
何もかもどうでもよくなってしまった
in the lap of luxury it comes to mind
is this headboard hard? am i a lap behind?
こんな贅沢な暮らしをしながら思いついたんだ
"このヘッドボードは堅いのか?
俺はみんなより一回り遅れてるんじゃないか?"
なんてことをさ
but to face doom in a sock-stenched room all by myself
is the kind of fate i never contemplate
lots of people would cry though none spring to mind
けれど靴下の悪臭がする部屋で一人
こんな惨めな人生を直視するようなことになるとは
今まで一度も考えたことがなかった
誰だって泣き出したくなるような人生さ
でもそんな状況にいたって何も思いつかないんだ
though i ought to be learning i feel like a veteran
of “oh i like your poetry but I hate your poems”
俺には学ぶべきことがあるんだが
「君のポエトリーは好きだ。でも君のポエムは嫌いだ。」
なんてことを言うようなベテランにでもなった気分でいるんだ。
calendars crumble i’m knee deep in numbers
i’ve turned 21, i’ve twist, i’m bust and wrong again
カレンダーはボロボロだ
俺は数字の中に膝まで浸かっている
もう21歳になってしまった それでもまだ
俺はねじ曲がっていて 全くどうにもならない状況だ
know what it’s like
to sigh at the sight of the first quarter of life?
ever stopped to think and found out nothing was there?
人生の四分の一を生きてみて
溜息をつくような状況になるってのがどんなことかわかるかい?
ふと立ち止まって考えてみると自分には何も無いことが
分かってしまったようなことってあるかい?
they laugh to see such fun
i’m playing blind man’s bluff all by myself
and they’re chanting a line from a nursery rhyme
“ba ba bleary eyes have you any idea?”
彼らはそんな滑稽な状況をみて笑っている
俺は一人で目隠し鬼(※注)をやっている
周りのみんなは一緒に童歌の一節を歌っている
「ぼんやりとした目をして お前には何か考えがあるのか?」
ってね。
years of learning i must be a veteran
of “oh i like your poetry but I hate your poems”
何年も学んできたんだ 今じゃ俺は
「君のポエトリーは好きだ。でも君のポエムは嫌いだ。」
なんてことを言えるベテランになったに違いないさ
and the calendar’s cluttered with days that are numbered
i’ve turned 21, i’ve twist, i’m bust and wrong again
そして残り短い人生がそのカレンダーには書き散らされている
俺はもう21歳だ なのにまだねじ曲がってどうにもならない状況にいる
ought to be learning
twist, i’m bust and wrong again
feel like a veteran
twist, i’m bust and wrong again
学ばないといけない まだねじまがっている、文無しでどうにもならない
ベテランになった気分だ ねじ曲がっている、金もないしどうにもならない
calendar’s cluttered
with days that are numbered
and i know what it’s like
to sigh at the sight
of the first quarter of life
残り短い人生がそのカレンダーには書き散らされている
そして俺には人生の四分の一を過ごしてみて
溜息をついているような状況がどんなかわかるんだよ
※注
目隠し鬼=blind man's bluff(英語版)とは
目隠しをした鬼(英語では鬼ではなくItと言われる。スティーブン・キングの映画にITってのがありましたなぁ。)が周りの人間を捕まえる鬼ごっこの亜種
歌詞の主人公は目隠しをして何かをつかもうとするように足掻いている半端者の自分が世間から笑われていると感じている。
ちなみにbluffはブラフ。日本でも使われてる通り、虚勢、ハッタリみたいな意味です。
※ちょっと補足
I'm knee-deep in numbers = I've turned twenty one = the first quarter of life
数字に膝まで浸かっているってのは要するに21になったことを意味する。
体を四分割したら膝辺りがFirst quarterになるしね。
マグショット=mugshotというのは犯罪容疑者を撮影した写真のこと。
Snug as a thug はsnug=こじんまりとした。悪党として安定した、みたいな意味合い。
get one's just reward = 当然の報いを受ける
a dead stupid name は deadが副詞的に"本当に~"=totally みたいな意味。糞マヌケなバンド名をつけてミュージシャンとしてのキャリアを歩みだす感じを妄想しているんだろう。
Rubbing shoulders
With the sheets till two
Looking at my watch
And I'm half past caring
この言い回しがむずい。
Rubbing shoulders with = ~と付き合う という意味。
シーツと付き合っている=眠っているって意味だろう。
それと最後のhalf past caringは、past caringで気にしなくなる(caring=心配している状態をpast=過ぎる)、という意味。そこにhalfが来ている。half-pastで30分過ぎ、という意味。なんで"どうでもいいと思っている"状態が更に30分進んだ状態か、もしくは単純に1時間は言いすぎだが、30分過ぎるくらいにどうでもよくなっている、の意味か、どちらか。
till two、looking at my watchと時間に関する表現が続いているので
halfはそこに引っ掛けた表現なんだと思う。
というか2時は21歳にかかっていて、そうなるとこの腕時計は曲中にでてくるカレンダーと同じようなものなのかもしれない。21歳になるまでなにも達成できなくて、自分がおかれているその状況にhalf-past caringになっちゃってるみたいな。
In the lap of luxury = 贅沢に(膝まで宝石に浸かった生活みたいな)。曲中では昼の2時まで眠り続けているような自堕落な生活を皮肉る意味で使われている。
And the calendar's cluttered with days that are numbered
"somebody's days are numbered"で残り人生が短いという意味
人生という名のカレンダーに書かれた日付はもう数えるほどしか無いみたいな。アンタ、21でそれは・・・となるが。焦りが伝わってきますね。
そういやToo Fast To Live Too Young To DieなんてPunkの格言がありましたが。この歌詞を読んでいて思い出した。意味は"速すぎて生きていられない 若すぎて死ねない"。これはマルコム・マクラーレンの店の名前だったか。というかピストルズのシド・ヴィシャスは21歳で死にましたね。成る程。主人公の年齢もここもかかってますね。となると「俺は21歳になってもシドヴィシャスみたいな派手なことができていない」って歌詞になるんじゃないか。なんで25とか、20歳じゃなくて21歳なんてキリの悪い数字を選んだのかって思っていたがこのせいだ。となれば、曲中にでてくる、a dead stupid nameはまさしくピストルズのベーシスト、ジョン・サイモン・リッチーのあだ名、Sid Vicious、"凶暴なシド"にかかってるな。ある意味馬鹿げた名前だもんなこれも。
でも曲の主人公はシドみたいな派手なことはしなさそうだ。しないというかできない感じ。できるんだったら「オイラもう21歳になった~、でもなんにもしてねえ、ああ駄目駄目だぁ」、みたいなこと言わんだろうしそもそも写真の隅っこにちょこんと写ってるような地味な人間じゃあないはずだ。ピストルズみたいなオシャレでカッチョイイ体育会系に憧れていきがって"写真の片隅"でマグショットポーズを決めてみせる"口が悪い"自称悪党は、その実「熱烈なニューヨーク・ドールズヲタクだったスミスのモリッシー」みたいなただの根暗な音楽ヲタク、って感じなんじゃないかな。まあそんなことはこの曲の曲調からもわかるだろうし、まさしく"ピタゴラスイッチ"な仕掛けが動いているだけの内容なこの曲のオフィシャルPVを見ればわかるはず。まあその辺がこの歌詞の好きな所でもある。この情けなさがWhoのピートタウンゼントっぽいというかモリッシーぽいというか。
曲中の、"君のポエトリーは好きだがポエムは嫌いだ"、ってまさしく中二病なフレーズがスミスのMr.Shanklyや文学ヲタクが晴れた日に墓場で文学トークで盛り上がるっていうだけの暗い内容のCemetry Gatesの歌詞を連想させる。
Frankly, Mr. Shankly, this position I've held
It pays my way and it corrodes my soul
Oh, I didn't realise that you wrote poetry
I didn't realise you wrote such bloody awful poetry, Mr. Shankly
シャンクリーさん、率直に言わせて頂きますと、僕のこの役職なんですが
食べていくには困らないけれど、魂を腐らせるんです
ああ、あなたポエトリーを書くんですね
ああ、知らなかった あなたがそんなにひどいポエトリーを書くなんて シャンクリーさん
Mr.Shanklyの詞はこんな感じ。目糞鼻糞を笑うというかなんというか。バイトくんが上司に向かってこの態度、という、情けない感じの詞の内容です。
とまあ翻訳の難しい、だからこそ翻訳のしがいがある曲でありました。
2013年8月8日木曜日
Left Banke - She May Call You Up Tonightの訳
この曲名をyoutubeで検索するとカバーがたくさん。自分はWest Coast Pop Art Experimental Bandのバージョンが一番好きなんだけど、youtubeにはなかった。Sneechesってのはアラン・マッギーのCreationから曲を出してたこともあるアメリカ カリフォルニアのバンドらしい。名前の由来は腹に星のマークがついてるスニーチだろうな。デッド・ケネディーズのHoliday in cambodiaにも出てきた奴。マシュースウィートもカバーしてる。
歌詞の内容は、まあデタラメいって好きな子から恋敵を引き離してきたが、それがバレちまってやばいことに、みたいな感じだろうか。歌詞の内容は普通。とにかく普通。でもいい曲です。
The Sneetchesのカバー
Ian Matthews
Matthew Sweet & Susanna Hoffs
本家
I've been telling lines
I never knew
all to keep that girl
away from you
but she may call you up tonight
then what could I say
that would sound right
普段考えもしないことを言い続けてきた
お前からあの子を引き離すために
でも今夜 彼女はお前に電話をするかもしれない
そうしたらどうやって誤魔化せばいいんだ
Thoughts that raised my mind
just pushed aside
all the chances there
that we once had
but she may call you up tonight
then what could I say
that would sound right
僕の気持ちを高ぶらせていた考え自体が
いままであった全てのチャンスを台無しにしてしまった
でも今夜 彼女はお前に電話をするかもしれない
そうしたらなんて言えば誤魔化せるんだろうか
And when I'm crying
yes I know my mind is flying
to a place where there's no trying
but she may call you up tonight
泣いている時は、そうわかるんだ
僕の気持ちはどこかにいってしまって
何もやる気が起きなくなってしまうんだって
彼女は今夜君に電話をするかもしれないってのに
※ちょっと補足
what could I say that would sound right
ってのは文法的に
what that would sound right
と
could I say
に分けられる。
what は 関係代名詞で = things which になる。
なんで、意味的にはthings which would sound right =正しく聞こえるような事、となる。それが疑問詞whatに置き換えられて、
what could I say that would sound right
なんて言えば正しく聞こえるんだ?
ってなる。
2013年8月7日水曜日
Meat loaf から派生
meat loaf、っつうパン状にビーフを固めて焼いたアメリカ合衆国の家庭料理だって だからloaf=パンって単語がついてきてんだな
でloafって言葉は、自、他動詞の意味もある。のらくら過ごす、怠ける、だらだらする、みたいな意味だ。これはもともとloaferからできた動詞らしい。
そのloaferは怠け者という意味の名詞だ。ローファー、どっかで聞いたことがある。そう、日本の学生が履いてるローファー靴のloaferだ。あの靴はもともと革靴の紐なしスリップオン扱いで、気楽に履ける靴という体のものだった。だからloafer=浮浪人、怠け者、プー太郎という意味になる。それを日本の学生さんがフォーマルシューズとして制服に合わせて履くようになっていったということらしい。loaferの場合は先に怠け者という名詞があって、その後、1937年ごろにその言葉を使って革靴のスリップオンを形容したことになる。
ほんと語源を遡ってくとキリがない。勉強になりました。
歌手の Meatloafから
料理の meatloafときて
パンの loaf
怠け者の loaf - loafer がきて
最後に靴の loafer(ついでにいうとローファーの起源はネイティブアメリカンが履いてたモカシン靴だってさ)
2013年8月6日火曜日
MAITREYA KALI - Ice and snowの和訳とこのバンドについてちょっと解説
この人が大好きだって人にあったことがない。どマイナーなアシッド・フォークアーティストってことになってる。
というかこのMaitreya KaliってーのがCraig Vincent Smithの変名。この人はもともとPenny Arkadeってー1967~1968年に活動していたサイケバンドのメンバー。最近彼らの曲はアルバムとして発売されたらしいが当時はレコード会社と契約することも叶わなかったとか。このバンドはCraigが同じくバンドメンバーのChrisとChris and Craigとしてデュオ活動していた時に彼らに興味を持ったMonkeesのマイケル・ネスミスなんかが関わってたらしい。バンドメンバーでベーシストのDonald F. Glutとかいう人はバンド解散後に作家になってX-menだとかキャプテンアメリカの話を作ったり、スターウォーズの小説を書いてた人とか。
Penny Arkade - Century of Distance
こいつはCraigが後にLove Is Our Existenceとして歌詞をいじってソロ作品として発表してる。
Penny Arkadeは1968年に解散。その後Craigはグレン・キャンベルやMnokeesに曲を提供して一財産築いた後に旅に出る。ペルーやアフガニスタン、インドなんかに。その旅でCraigは宗教に大ハマリして人が変わっちまったらしい。Craigは帰国後、自分のことをMaitreya Kaliと自称しだしたらしい。昔の仲間は豹変した彼に驚き彼の元から離れていったと。
Ice and snowが収録されてるアルバム、Apache、そしてIncaはスピリチュアルな人間になったCraigが1971~72年にメンバーの許可なしにPenny Arkadeの曲と自分のソロ作品を混ぜて自主制作作品としてLAの路上で販売していたとか。だからアシッド・フォークじゃない曲も混じってるわけだ。でもまあ日本のサイケガイドブックだとアシッド・フォーク扱いだ。
ちなみにこのアルバムに入ってる、Penny ArkadeのSalesmanの初期デモにはBeach Boysのマイク・ラブとCraigが笑ってる音声がのっかってる。
Craigはその後、放浪者として街を転々とし、Maitreya Kaliと名乗ることはやめたらしい。そして2012年、3月16日にカリフォルニアで死んだ。享年66歳。うーん、なんとも。宗教ドハマリ系で寡作なアーティストってーと、Linda Perhacs、リンダパーハックスなんかか思い浮かぶが、どうにか宗教と音楽を両立できなかったんだろうかと残念に思う。音楽より宗教が大事だったのか。宗教は創作意欲を燃やし続ける燃料には成り得ないものなのか。
参考
http://en.wikipedia.org/wiki/Craig_Vincent_Smith
ちなみにDaft Punkのおかげで再評価されたリンダは今も生きてるしつい最近作品も発表したみたい。彼女のホームページを見ると宗教狂いのアレな人だ。完全にラリってる。これが最近のライブ音源。作風は変わりませんね。
Cold wind blows over ice and snow
in the night, endless night.
Shadows play beneath clouds of gray by moonlight.
氷と雪の上を冷たい風が吹き抜ける
永遠の夜に
月明かりに照らされ 影たちは灰色の雲の下で揺れている
Clear as the wintery weather
Stars glistening your eyes
Floating on ??? down feathers
I kiss you and fall in
We fly far away
冬の寒さのようにクリアに
星星は私の瞳を光らせる
私はあなたにキスをして落ちていく
私たちは遠くへと飛んでいく
Time knows space have no need of place
in your love endless love
時間は知っている 貴女の愛には宇宙が空間を必要としていないことを
終りのない愛の中では
2013年8月5日月曜日
Talking Heads The Great Curveの和訳
Sometimes the world has a load of questions
Seems like the world knows nothing at all
The world is near but it's out of reach
Some people touch it...but they can't hold on.
時に世界では問題が山積みになることがある
世界は何もわかっていないように思えることもある
世界は近くにあるのだが、手が届かない
それに触れることが出来る人もいるが、掴むことはできない
She is moving to describe the world
Night must fall now-darker, darker.
She has messages for everyone
Night must fall now-darker, darker.
She is moving by remote control
Night must fall now-darker, darker.
Hands that move her are invisible
Night must fall now-darker, darker.
彼女は世界を描き出すために動いている
夜が訪れ辺りは暗くなっていく
彼女は皆にメッセージがある
彼女はリモコンで動いている
彼女を動かしている手は見ることができない
The world has a way of looking at people
Sometimes it seems that the world is wrong
She loves the world, and all the people in it
She shakes 'em up when she start to walk.
世界は人々を見つめる術を有している
時々世界は間違っているように思える
彼女は世界を愛しているし、そこに暮らす人々全てを愛している
彼女は自らが歩き出すと同時に彼らを揺り動かす
She is only party human being
Divine, to define, she is moving to define, so say so, so say so
She defines the possibilities
Divine, to define, she is moving to define, so say so, so say so
Holding on for an eternity
Divine, to define, she is moving to define, so say so, so say so
Gone...ending without finishing
Divine, to define, she is moving to define, so say so, so say so
彼女はただ単にパーティーが好きなだけだ
神々しく、定義するために、彼女は定義するために動いているんだ
だからそう言うんだ そう言え
彼女は可能性を明らかにしている
彼女は永遠にとどまっている
終わった 終えること無く終わってしまったんだ
The world moves on a womans hips
The world moves and it swivels and bops
The world moves on a womans hips
The world moves and it bounces and hops
A world of light...she's gonna open our eyes up
She's gonna hold/it move/it hold it/move it hold/it move it hold/
It move it
A world of light...she's gonna open out eyes up
世界は女性の臀部の上で動いているんだ
世界は動いている そしてくるりと回りバップダンスを踊るんだ
世界は女性の臀部の上で動いているんだ
世界は動き、跳ねまわる
光り輝く世界 彼女は我々の目を開く
彼女はそいつを掴んでいる、動かしている・・・・
Divine, to define, she is moving to define, so say so
Night must fall now-darker, darker.
She...has got to move the world.
神々しく、定義するために、彼女は定義するために動いているんだ
だからそう言うんだ そう言え
今は夜になったに違いないんだ だから暗くなる 暗くなる
彼女は世界を動かさなくてはいけない
Wanna define.so say so, so say so
Divine to define, she is moving to define, so say so, so say so
Night must fall now-darker, darker.
She...has got to move the world
定義がしたい だからそう言うんだ そう言え
神々しく、定義するために、彼女は定義するために動いているんだ
だからそう言うんだ そう言え
夜になったに違いない だから暗いんだ 暗くなっていくんだ
彼女は世界を動かさなくてはいけない
2013年8月2日金曜日
Haircut 100 - Favourite Shirtsの和訳 とついでに高城剛が作った世界一ダサいカブキロックスのPVについて
ただ、このバンド、ビジュアルイメージがダサい。超絶ダサい。このバンドの有名なアルバムのPelican West のジャケなんてこれだよ。
モッフモフ、もっこりもこみちな野暮ったいセーターを着たバンドメンバーが寝そべってあっちを向いたりこっちを向いたり。一体このアルバムアートワークにどんな意味があるのだ。今回和訳したFavorite ShirtsのPVもダサいぞ。大写しになったジェームス・ディーンみたいな髪型したヴォーカルのニック・ヘイワードがこっちをチラチラ見ながら歌ってるカットは、アイドルの手抜きPVかよと突っ込みたくなる。そしてボーリーングレーンをモデルウォーキングする謎の女性陣に、同じくボーリーングレーンを瞬間移動するペンギン?の置物ときて、バンドメンバー全員が決め顔で電車ごっこをしながら楽器を演奏しているカットときて、椅子から立ったり座ったりするメンバーの無意味なジャンプカット、武器でも携えてるかのごとくに楽器を構えてまたしてもボーリングレーンを瞬間移動するニック・ヘイワード達の映像へ、、そんなまさに地獄絵図なPVだ。とてもじゃないがオシャレとはいえん。この感じは当時受けていた演出だったりするんだろうか。。
しかし沢ケツエリカの元旦那、ハイパーメディアクリエイター高城剛が作ったカブキロックスの虹の都のPVに比べりゃまだマシ。
このPV、ヴォーカルが乗った龍、下半分かけてやがんの。CGと実写素材を合成するときのこと考えて実写撮影しなかったんだろうか。アホすぎる。
世界一ダサいPV カブキロックス 虹の都
↓
面白いんでこのPVの冒頭の英語文も訳してみる。
A LONG LONG TIME AGO.
THE ENEMY WAS RE/BORN IN VIRTUAL TRANS WORLD.
THEY,THE FIVE ELEMENT FROM ANOTHER DIMENTION.
RE/ATTAKING THE ENEMY FOR COSMIC LANDSCAPE.
LOOK FOR THE MASTER OF VIRTUAL FORCE AS SOON AS POSSIBLE.
IT TAKES START HERE...
昔々
その敵は仮想超空間で復活した。
彼ら、別次元からの五元素、は宇宙空間のためにその敵を再攻撃しつつ、できるだけ早く仮想軍隊のリーダーを探しだそうとしている
ここからはじまる...
と、PVの頭、大事なところでいきなりのスペルミスです。DimensionがDimention、AttackingがAttakingとなっております。適当過ぎますね。文法の方もやばめです。文章構造がようわかりません。Lookと命令形で来てますが、好意的に解釈してこの動詞のlookの主語はThey(別次元からの五元素)としました。だからRe/attackingは分詞として解釈。でも絶対んなこと考えてないだろうなこの文章書いた奴。だって間にピリオド入ってるもん。あきらかにピリオドで意味が分断されてるからな笑 It takes startってのもへん。takes startじゃなくて普通にit startsでいいだろ笑 それでもItがなんなのかはわからねえけどな笑 つかなんでRe/~なんだろうな。この英単語の表記法もよくわからん。どうして"/"で区切るんだろうな。
このダメダメな英文を読んでる英語のできないクリスペプラーなナレーションもひどい。まったく英語の発音になってない。THの発音が"ざじずぜぞ"の"ぜ"なってんぜ?AttackのAが"あいうえお"の"あ"になってんぜ?バーちゃうとあんすわーーーうど(ヘボ発音なのに得意げ)、こずみっくらんどすけーーーーぷっ(ヘボ発音なのに得意げ)、ヴぁーちゃふぉーーーーーうす(ヘボ発音なのに略)、って無駄に発音を伸ばしてくるとこで笑う笑 もうとことんまでチープに追い込んでくる糞演出。出だしでこれだぜ。本気でこのPVは終わってる。
このPVは最後にTO BE CONTINUED...、とでてきて終わるわけだが、あのさ、こんなひどいPV続かなくていいんで。嗚呼、無限地獄とはこのことかッ!?
こんな糞PVよく作れるな。高城の通名、ハイパーメディアクリエイターのハイパーはシャブ中の方の意味のHyperだな。じゃなきゃこんなもん作れまへんがな。これでPV制作費は何百万ってかかってるって話だから、あーほんと馬鹿じゃねえのって思うわ。あ、カブキロックスの曲は好きだけどね。虹の都は好き。
話をHaircut 100に戻します。
まえにこの手のポップな曲をかけるDJにFavorite Shirtsをかけてくれと頼んだ。レコードかけてはくれたが、曲かけてる最中そのDJが「こんなダサい曲かけて、フロアのみんなごめん!」みたいな顔してた。まあこのバンドあんまおしゃれなイメージはないからしかたない。
でも曲はかっこいいからな。問題ない。中身がよけりゃ問題ないのさ。
あと訳について一言。Boy meets girlは日本語でも通じるだろうから訳しません。ライ麦畑で捕まえてのオマンコシヨウじゃないんだから、村上春樹のファックユーみたいに、そのままでいいじゃないかと。あとHit, feel, rap, sweatも訳すとダサいからそのまま英単語でいきました。
Time can't afford no time
Can't afford the rhyme
Never mind, someday maybe
Boy meets girl
And love, love is on it's way
時間は待ってくれない
リズムを楽しむ余裕もない
まあ気にするな いつか多分
僕たちはいい娘と巡りあうさ
そして愛が、愛が動き出した
Bang, feel a little love
Carino dime
Never mind, someday Terry
Feel the pain
Hit, feel, rap, sweat
バン! 小さな愛を感じてみなよ
ねえ君
気にするなよテリー いつの日かどうにかなるさ
その痛みを感じるんだ
Hit, feel, rap, sweat
Why, feel the floor
Sweets for my way
そのフロアを肌で感じるんだ
可愛い子がこっちに向かってる
Feel the rhyme
Take the time
Go fighting to the top
Go number one
Stick a honey bun
Your mind begins to flop
リズムを感じるんだ
時間をかけて
トップを目指すんだ
ナンバーワンになるんだ
可愛い子を手放すなよ
君の心は高鳴り始めているぞ
Now take in steam
Recall your dream
Hey Camisas
Your favorite shirt is on the bed
Do a somersault on your head
熱くなれ
夢を思い出すんだ
おい、シャツだ
君のお気に入りのシャツはベッドに転がってるぞ
飛び上がってサマーソルトを決めてやれ
※注記
この曲スペイン語が混じってます
Carino dimeは親愛なるあなた、
Camisasはシャツみたいな意味らしいです